1/24、ハーパーコリンズ・ジャパンより、ジェフリー・アーチャーの『裁きの鐘は – クリフトン年代記 第3部』が発売されました。
アメリカに上陸すると同時に殺人の罪で逮捕されたハリーでしたが、ようやくイギリスに帰還。
獄中で執筆した日記がベストセラーになるが、今度はハリーの出自に関する問題が持ち上がる。
概要
世界売上3億部突破、エンタメの巨匠!
全面対決する二人の争い、その行方は――
幻の短編新訳を特別収録した新装版!1945年。イギリスへの帰還を果たしたハリーは獄中で執筆した日記がベストセラーとなり、作家として成功を収めていた。ジャイルズもまた労働党庶民院議員となり前途洋々に思われたが、その矢先にジャイルズの母が他界し、二人の間に思いがけない争いの火種を残す。そんななか、ハリーたちに恨みを持つ長年の宿敵は、方途を尽くし新たな攻撃を仕掛けようとしていて――。波乱の第3幕!
ひとこと
日本では2014年に新潮文庫から発売された作品の、ハーパーコリンズ・ジャパン版です。
ジェフリー・アーチャーが得意とする獄中の描写、ならびに獄中記が出てきます。
ジェフリー・アーチャー自身が偽証罪と司法妨害罪で懲役4年の判決を受け、仮釈放まで2年間服役した経験があることと、獄中記を出版していることから、リアルな描写になっています。
ようやくイギリスに戻ってきたと思ったら、今度はハリーの出自に関する問題が持ち上がります。
波瀾万丈の生涯を描くからこそ面白いのでしょうが、全7部のうちのまだ3部なのに、すでに一生分以上の騒動に巻き込まれているんじゃないかなぁと思ってしまいます。
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