書店の地下には、秘密のバーがあった。
仕事を辞めて自信をなくしていた長原佑に、書店の店長が「あなたにお仕事を、提供できるかも知れません」と、深夜にもう一度ここへ来るよう言う。
岡崎琢磨さんの『九十九書店の地下には秘密のバーがある』を読みました。
あらすじ
仕事があわなくて入社2年足らずで離職した長原佑。
そんな佑に「あなたにお仕事を、提供できるかもしれません」と、女性が声をかけてきた。
彼女の名前は九十九十八子(ツクモ・トワコ)。九十九書店の店長だ。
九十九書店の地下にはバーがあり、そこで佑はトワコから思いがけない仕事を言い渡される。
感想
「珈琲店タレーランの事件簿シリーズ」を制覇して、このシリーズ以外の岡崎琢磨さんの作品も読んでみたいなと思い、手を出してみました。
読みやすさは、「珈琲店タレーランの事件簿シリーズ」の方が上回っているでしょうか。
しかし、トワコさんから命じられる「仕事」の意外性は、こちらの作品の方が上かと。
どっちが良いというよりも、どっちも良いってことになってしまうのかな。
続編があれば読んでみたいなと思いながら読んでいましたが、今のところ続編はない様子。
また、この終わり方であれば、むしろ続編は無い方が良いのかも。
佑くん、良いことを言っていましたね。心を動かされてしまいました。
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