小路幸也さんの『妻と猫と暮らす 蘆野原偲郷』を読みました。
あらすじ
和野和弥が自宅に帰ると、妻が猫になっていた!
妻の優美子は大学教授から、あの娘は少し変わっているが、和弥ならうまくやっていけるのではないかと言われて結婚した相手。
和弥は、蘆野原一族の長筋の生まれで、人に厄災をもたらす〈事(こと)〉を祓うことができる力を持っていた。
感想
何と言えばいいのでしょう。
とても不思議な話。
タイトルを見て想像していたのとは、まったく異なる内容でした。
妻が猫になったことを受け入れるのが早すぎ!というところまでは良かったのですが、そのあとが…
どういう分野の知識を持っていると楽しめるのでしょうか?
陰陽師とか??
面白くないというわけではないのですが、読んでいる間中、頭の中をクエスチョンマークが飛び交っていました。
和弥が次々と〈事〉を為していくのですが、私はこっち方面が疎くて…
それでも、話がやわらかく包まれているように感じるのは、小路幸也さんならではなのでしょうね。
終盤、ちょっと駆け足になってしまった感があって、そこだけ少し残念に感じました。
続編があるようなので、そちらも読んでみたいと思います。
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