赤川次郎さんの『クリスマス・イヴ』を読みました。
水島雄太と永田エリは同じ劇団に所属する俳優。
クリスマス・イヴにホテルで行われるイベントに声がかかった。
エリは死体役、水島は犯人役。そして、探偵役は同じ劇団からスターの座に上り詰めた北川竜一が当てられた。
北川とエリは以前交際していて、エリは北川の子を中絶した経験があった。また、水島の妻・久仁子も以前北川と交際していて、最近再び2人の距離が近づきつつあった。
舞台の企画から上演までを見せるバックグラウンドものを見たような気分です。
物語の半分を使って、舞台の準備の様子を描き、上演の様子を後半で見せる。
念入りに準備をすればするほど、上演時の面白みが増していくという、憎い構成。
ここで多くを語ると、作品を読むときの面白さが失せてしまうので、感想はこれくらいにしたいと思います。
何かのきっかけに手に取ってもらえたらなと…
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