【読書】赤川次郎『黒鍵は恋してる』

赤川次郎 ├ 赤川次郎

赤川次郎さんの『黒鍵は恋してる』を読みました。

あらすじ

高校1年生の米田あかねが住むマンションの上階に、根津真音が引っ越してきた。
同級生の真音はピアニストを目指しているが、人と少しズレたところがあるので、あだ名は「黒鍵」、半音ズレているという意味だ。
あかねが住むマンションの向かいにもマンションが建っているが、同じ8階の部屋で女性が殺され、あかねは長髪の男性を目撃してしまう。
しかも、その部屋の持ち主は、ロック歌手の風丈一朗だった。

感想

ちょっと大袈裟なくらいメリハリのきいた作品になっています。
あかねの命が狙われるシーンなどは、その大袈裟さが活かされているのです

が、それに自然と説明をつけてしまうところが赤川次郎さんらしいところだったり。

2つ目の殺人事件の犯人消失トリックは、昔映画化された作品であったような…と思いながら読んでいたのですが、さすがに違うトリックに。
ただ、トリックと言ってもいいのかなぁ?という内容だったので、ちょっと残念に思いました。

最後のオチも良かったけど、犯人消失トリックがしっかりしていれば、もっと良かったかな、と思いました。

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