【読書】赤川次郎『夜警』

赤川次郎 ├ 赤川次郎

赤川次郎さんの『夜警』を読みました。

感想

現実にはあり得ないような不思議な話なのですが、これをすっと受け入れられるのが赤川次郎の凄いところでしょうか。

大規模商業ビルの夜警をしている男性が主人公なのですが、建物の巡回中に少女の幽霊が現れます。この少女は見えないはずのものを見せたり、時間を巻き戻したりすることができます。この能力によって男性は身近な人物の命を救うことになります。
その一方で、人の死がまた人の死を呼ぶ死の連鎖が発生してしまいます。

人間の弱い部分に斬り込んだ見事な作品だと思うのですが、このストーリーを作り上げた赤川次郎さんには本当に脱帽です。

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