└ 中山七里

【読書】中山七里『笑え、シャイロック』

帝都第一銀行に入行して3年目の結城真悟は、渉外部への異動を命じられる。リーマンショック後、焦げつきそうになった債権の回収を行う渉外部の仕事は困難を極めていた。しかも、結城がついて渉外部の仕事を教わっていた課長代理の山賀が殺害されてしまう。結...
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ11 あの頃の想いと優しい夏休み』

前作『京都寺町三条のホームズ10 見習い鑑定士の決意と旅立ち』で、骨董品店〈蔵〉でアルバイトをする真城葵が20歳を迎え、葵の恋人であり〈蔵〉のオーナーの孫である家頭清貴と初めての泊まりがけの旅行へ行きましたが、物語はここで一休み。ここまで突...
etc.

【その他】愛用のブックカバーたち

現在私が愛用しているブックカバーを紹介させていただきたいと思います。四六判ソフトカバー用のブックカバー6月に、ハードカバー用の革製ブックカバーを購入したことを記事にしましたが、それと同じ時期に、四六判のソフトカバー用のブックカバーも購入して...
├ パトリシア・コーンウェル

【新刊】パトリシア・コーンウェル『憤怒』

12/13、講談社文庫より、パトリシア・コーンウェルの『憤怒』が発売されました。毎回のように世間から非難の目を向けられるような謀略を企てられてしまう検屍官のケイ・スカーペッタですが、今回は"魔女狩り裁判"の場に引きずり出されてしまうとか…一...
└ 東野圭吾

【新刊】[新装版]東野圭吾『十字屋敷のピエロ』

12/13、講談社文庫より、東野圭吾さんの『十字屋敷のピエロ』が、新装版になって発売されました。事件の顛末を見ていたのは、1体のピエロ人形だけだった!資産家一家が暮らす十字屋敷にピエロ人形が持ち込まれるが、その夜、女社長の頼子が飛び降り自殺...
└ 森博嗣

【新刊】森博嗣『つむじ風のスープ The cream of the notes 13』

12/13、講談社文庫より、森博嗣さんの『つむじ風のスープ The cream of the notes 13』が発売されました。森博嗣さんによるエッセイの第13弾です。多芸にて多才な森博嗣さんのエッセイは縦横無尽で傍若無人。科学エッセイに...
├ 藤崎翔

【新刊】藤崎翔『お梅は次こそ呪いたい』

12/12、祥伝社文庫より、『お梅は次こそ呪いたい』が発売されました。解体中の古民家から見つかった、かつて戦国大名を滅亡させた呪いの人形「お梅」。500年の時を経てその封印が解かれたが、500年のブランクは大きく、人を呪うつもりが幸せにして...
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『天久鷹央の推理カルテ ジュニア版 カッパの秘密とナゾの池』

12/12、実業之日本社より、知念実希人さんの『天久鷹央の推理カルテ ジュニア版 カッパの秘密とナゾの池』が発売されました。2024年4月時点で、シリーズ累計部数が280万部という、知念実希人さんの「天久鷹央シリーズ」。これが初のジュニア版...
├ 小路幸也

【新刊】小路幸也『花咲小路二丁目中通りのアンパイア』

12/11、ポプラ社より、小路幸也さんの『花咲小路二丁目中通りのアンパイア』が発売されました。活気を失っていく商店街が全国に増える中、にぎわいを保っている花咲小路商店街。活気を保っている秘訣は、若者たちが頑張っているからなのですが、ここにま...
├ 長江俊和

【読書】長江俊和『掲載禁止』

丘直子が同行取材した『品格を守る会』の代表タナカは、タバコの吸い殻をポイ捨てした車を停止させ、吸い殻を突き返したり、渋滞の原因となっている荷下ろし中のトラックを移動させたりと、公序良俗に反する行為を取り締まっていく。タナカは、なぜそこまで極...
├ 三日市零

【読書】三日市零『復讐は合法的に』

弁護士資格を持ち、現在は法律探偵事務所を営むエリスは、"裏メニュー"として「復讐」を仕事として請け負っていた。法律の専門家としての知識を最大限に利用して、犯罪すれすれの"合法的な復讐"を行う。そのエリスもまた、表の顔と裏の顔を器用に使い分け...
├ 辻村深月

【読書】辻村深月『鍵のない夢を見る』

盗癖のある女、婚期を逃した女、恋人からのDVに悩む女、教授に気に入られてしまった女、育児に疲れた女…どの町にでもいるような女たちが一生懸命生きていく様子を、明暗のコントラストをつけて描き出す。辻村深月さんだからこそ書けた、作中の女に試練と愛...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『朝比奈さんと秘密の相棒』

赤坂通、多摩川流司、八ツ橋京介の探偵部トリオが誕生してから20年。探偵部副部長の霧ヶ峰涼、第二文芸部の部長・水崎アンナらを輩出してきた鯉ヶ窪学園に、新たな名探偵が現れる。学園の理事長の娘であり、上級生はもちろん教師たちも抗うことができない朝比奈麗華は、同級生の石橋守をワトソン役にして学園の謎を解こうとするが、ひょんなことから本当の名探偵が登場する。
└ 中山七里

【新刊】[文庫化]中山七里『人面島』

12/6、小学館文庫より、中山七里さんの『人面島』が、文庫化されて発行されました。相続鑑定士の三津木六兵の肩には、子供の頃に負った傷跡があるが、それがある日突然しゃべり出す。突飛な設定で読者を惹きつけた『人面瘡探偵』の第二弾です。今回六兵は...
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ』

12/6、実業之日本社文庫から、知念実希人さんの『呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ』が発行されました。医療ミステリとしては珍しい、診断医を主役に据えたシリーズです。主人公の統括診断部の女医・天久鷹央のもとに集まってくる、診断困難な病気...
├ 伊坂幸太郎

【新刊】[文庫化]伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』

12/6、朝日文庫より、伊坂幸太郎さんの『ペッパーズ・ゴースト』が、文庫化されて発行されました。作家人生が21年目に突入した時に書かれた作品だそうです。少しだけ不思議な力を持つ中学教師の壇と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿…他人の未...
├ 赤川次郎

【新刊】[文庫]赤川次郎『紙細工の花嫁』

12/6、実業之日本社文庫より、赤川次郎さんの『紙細工の花嫁』が発行されました。たびたび物騒な事件に巻き込まれる、大学生・塚川亜由美のもとに、「女の怨みの深さを忘れるな。死がお前を訪れるだろう」と書かれた便箋と共に、紙細工の花嫁人形が入れら...
▼著者 カ行

【読書】五条紀夫『クローズドサスペンスヘブン』

首を切られて殺害された"俺"は、気付くとリゾートビーチに倒れており、首の傷はなくなっていた。ビーチの近くに建つ洋館に届く『毎時新聞』によると、この〈天国屋敷〉には惨殺された5人がすでに辿り着いていて、"俺"は最後の6人目だったらしい。"俺"...
├ 伊坂幸太郎

【読書】伊坂幸太郎『陽気なギャングは三つ数えろ』

他人の嘘を見抜く「人間嘘発見器」、演説の達人、スリの天才、コンマ1秒の正確な体内時計を持つ女性。この4人からなる陽気なギャングが、2年ぶりに銀行に押し入るが、防犯カメラの数は増え、解像度も良くなっている。その上、警備員に特殊警棒で手を殴られ...
└ 岡崎琢磨

【読書】岡崎琢磨『夏を取り戻す』

小学4年生の女子児童が失踪した。しかし、女子児童は2日後に戻ってきて、「知らない人にさらわれた」と言うが、衰弱した様子はない。さらに、女子児童と同じ団地に住む子供たちが、密室から姿を消す事件が続く。状況から見ると、子供たちの悪戯なのだが、子...
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『サーペントの凱旋 となりのナースエイド』

12/2、KADOKAWAより、知念実希人さんの『サーペントの凱旋 となりのナースエイド』が出版されました。2023年11月に出版され、ドラマ化された『となりのナースエイド』の続編です。前作で新人ナースエイド(看護助手)だった桜庭澪は、外科...
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ10 見習い鑑定士の決意と旅立ち』

大学2年の5月、20歳の誕生日を迎えた葵は、バイト先である骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫で、ホームズの異名を持つ家頭清貴と九州での豪華列車の旅に出る。しかし、2人の前に、宗教施設での大麻事件に関わっていた雨宮が現れる。その雨宮の手には、盗難に...
▼著者 ハ行

【読書】方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』

加茂冬馬は「呪われた竜泉家」の子孫・伶奈と結婚するが、伶奈が病に倒れ、瀕死の状態になってしまう。伶奈を助けるためには、竜泉家が「呪われた竜泉家」と呼ばれだす原因となった『死野の惨劇』の真相を解明し、阻止しなければならないと言われる。冬馬は約...
├ 恩田陸

【読書】恩田陸『上と外』

両親の離婚によって、離れて暮らす家族が年に1度集まる夏休み。中学生の練と妹の千華子、母の千鶴子は、考古学者の父が暮らす中米のG国を訪れ、楽しい時間を過ごすはずだった。しかし、マヤの遺跡を軍のヘリコプターで見学する最中にテロが発生。練と千華子...