├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの〈卒業〉』

「やめろ! その結婚はやめろ! そいつと結婚しちゃいかん!」片山義太郎と晴美が出席した結婚式で、映画〈卒業〉さながらの光景が繰り広げられた。新郎は片山の友人・山田裕介。新婦の落合みゆきは、その乱入者と一緒に式場から走り去ってしまった。しかし翌日、みゆきはウエディングドレス姿のまま、刺殺体となって発見される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『青きドナウの吸血鬼』

吸血鬼のフォン・クロロックは、仕事でヨーロッパへ行くことになった。しかし、荷造りを頼まれた妻の涼子は、何を勘違いしたのか自分の服などをスーツケースに詰め始める。自分だけがヨーロッパへ行くとなると、何が起きるかわからないと恐れたクロロックは、仕事のパートナーである永井恭子にヨーロッパ行きの断念を告げる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『サンタクロースの嘆き』

春田純弥の念願叶って購入した中古の別荘。そこで中学生のしのぶと小学生の賢一の2人が留守番することになった。しかし、その晩、1階の窓ガラスを破って侵入してきた男が!階段を上りきったところに潜んでいたしのぶが思いきり突き飛ばしたまでは良かったが、男は死んでしまっていた。その手には、おもちゃが入った白い大きな袋が。彼は季節外れのサンタクロースなのか?
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『保健室の貴婦人』

水上碧は保健室の常連になってしまった高校生。今日も授業中に頭が痛くなり、保健室へ行こうとしたら、保健室が閉鎖になったと言われてしまった。それでも教室を抜け出し、保健室の前に行くと、1人の女性が現れた。新しい保健の先生だという。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼と死の花嫁』

神代エリカと大月千代子と橋口みどりの3人は、ホテルのブライダル・ショーで、サクラのアルバイトをすることに。ショーの目玉であるファッションショーが終わったとき、5人のモデルたちが「魔女万歳!」「地獄を見よ!」と叫びながら、毒ガスが入った発煙筒を投げはじめた。エリカが会場の扉を開けたため難を逃れたが、本来のモデル5人と、モデルに化けた5人が死ぬ惨事になってしまった。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『祈りの幕が下りる時』

日本橋署の刑事・加賀恭一郎の母・百合子は、夫と離婚したあと仙台の飲食店で勤めていたが、十数年前に孤独死していた。小菅にあるアパートで女性が殺害され、新小岩の河川敷でも男性が殺害される事件が発生したが、アパートのカレンダーに書かれていた橋の名前に、加賀が激しく反応する。一月『柳橋』、二月『浅草橋』、三月『左衛門橋』…というものであったが、加賀が引き取った百合子の遺品にも、同じ内容の記載があったのだという。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『霧の夜にご用心』

切り裂きジャックに憧れる平田正也は、黒ずくめの衣装を用意し、ナイフを砥ぎながら、犯行にうってつけな霧の夜を待ちわびていた。そして訪れた霧の夜、平田は会社の顧問会議で醜態をさらした桜田に標的を絞る。桜田との距離を詰めようとしたその時、闇の中から現れた女性に誘われ、桜田は路地の中へ…女が立ち去ったあと、路地を覗き込むと、桜田が殺害されていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『晴れ、ときどき殺人』

北里財閥の当主浪子が、19歳の一人娘・加奈子を残して亡くなった。今の机の上には加奈子宛の手紙が残されており、「若い頃、人を殺したことがある」と書かれていた。若い女性が暴行され殺害された事件の犯人をたまたま見かけたが、別人が逮捕されたときに加奈子を人質に取られ、嘘の証言を強いられたらしい。犯人にされた若者は、裁判所の窓を破って飛び降り、死亡したのだという。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『忘れじの吸血鬼』

神代エリカが大月千代子と橋口みどりの3人で吸血鬼映画を見ていたところ、突然客席に冷気が流れ込んだ。特に異変はなかったようだったが、映画が終わってみると親子で映画を見に来ていた八田佳代子が気を失っていた。偶然通りがかったエリカの父で、吸血鬼のフォン・クロロックが佳代子に取り憑いたものを追い出したところ、無事に息を吹き返したが、フィルムに取り憑いた何かが、悪さを続ける。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『その人の名は、殺意』

いくつもの企業の会長、社長を務める篠崎長八郎の長女・八江は、長八郎の会社の社員・金井正紀と婚約していた。しかし、金井は三女・ちづるを愛してしまい、ちづるも金井にひかれている。ある日、百貨店の屋上で、金井は女の子が桂木由美子の娘・恵美がいたずらされそうになっていたのを助けるが、金井は由美子と深い仲になってしまう。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『分身』

北海道で暮らす氏家鞠子は、母親と似ていないというコンプレックスを持って生活していた。そんなある日、自宅が火事で焼け、焼け跡から母の遺体が見つかった。大学生になった鞠子は、不可解な母の死の謎を解くために東京へ向かうが、鞠子とそっくりな女性がTVで歌を歌っていたと言われる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼愛好会へようこそ』

神代エリカの学友・君原さと子のボーイフレンド、小田切弘が殺人事件の参考人として警察に話を訊かれた。先輩に誘われた吸血鬼愛好会に入るために、女性を吸血鬼の恰好で驚かそうとしたところ、近所で女性が喉を切り裂かれて殺害されたらしい。エリカの父で本物の吸血鬼であるフォン・クロロックは、小田切から相談を受け、事件の謎に挑む。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『恋占い』

沢崎みゆきの姉、高校2年生のまどかは惚れっぽい性格。「オートバイに命をかける! ねえ、男らしくてすてきじゃない!」と、今回惚れた相手はバイク便のライダー。演劇部の公演に忘れて行った衣装を届けるのを助けてもらい、惚れたのだとか…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『清く正しく、殺人者』

氷川呈一は、かつて組織の掃除屋だった。夫の恰好をして身代わりになった妻を射殺した仕事を最後に掃除屋を引退。残された娘を引き取って会社経営に乗り出した。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『明日死んだ男 怪異名所巡り10』

俳優を目指す野沢厚子は、コンパニオンの仕事で丸山貴広という老人と出会った。丸山は、私の願いを聞いてくれれば、一生暮らしていけるようにしてあげると前置きした上で、自分を殺して欲しいと依頼してきた。厚子は最終的に丸山の願いを聞いて、首を絞めてしまった。そして、ふらふらとホテルから出てきたところを、〈幽霊と話せるバスガイド〉町田藍と、そのお得意様の遠藤真由美に見つかった。厚子は以前、真由美の家で住み込みのお手伝いとして働いていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『湖底から来た吸血鬼』

ダムの底に沈んだ村が干上がり、正体不明の怪物が蘇った。村の住人の一部が移り住んだ団地では、血液がすべて抜き取られた死体が発見される。そして、夏休みを利用して、吸血鬼のフォンクロロック一家と、娘の神代エリカの友人、大月千代子と橋口みどりの6人は、ダム近くにある保養所に避暑に出かけることに。そこで、謎の怪物と対峙することになる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『友よ』

深沢紀子がハワイへの修学旅行に立つ日の朝、テディベアの絵はがきが届いた。紀子、栗田栄江、梓真由美の3人は、父親たちの仕事の関係で離ればなれになる前に、何か困ったことがあったら助け合うと誓い合っていた。テディベアの絵はがきは、栄江からのSOSを知らせるものだった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『ゴールド・マイク』

高校生の前田佳美と川畑あすかはデュオを組んで、ゴールド・マイク新人大賞の地区大会に参加した。しかし、プロの目にとまったのはあすかの声。あすかは1人でプロデビューを果たすことになる。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『新参者』

小伝馬町でひとり暮らしをしている女性・三井峯子が殺害された。峯子は子供が家を出たのを機に、離婚して自立した生活を送ることを選択していた。日本橋署に異動になったばかりの加賀恭一郎は、日本橋界隈を歩き回り、人々の小さな謎を解き明かしていく。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『死者は空中を歩く』

実業家・千住忠高の屋敷に、脛に疵を持つ男たち4人が集められた。そして、3年前に家を飛び出した娘の美也子と、夫の春山隆夫も呼び戻された夕食の席で、千住は「私を殺していただきたいのです」と言い放った。その夜、美也子は千住が塔の部屋の窓から飛び降りるのを目撃したが、駆けつけた美也子らは千住の姿を発見することができなかった。さらに、屋敷に集められた客人の1人である古井が殺害されてしまう。飛んで火に入ってきた警察官など、厄介ごとが山積し…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『死神と道連れ 怪異名所巡り9』

〈幽霊と話せるバスガイド〉町田藍が勤める〈すずめバス〉を、会社社長の納谷隆太がチャーターして温泉旅行に出発した。しかし、乗客は納谷1人。途中の山道では、まだ10月だというのに吹雪に遭って、危うく視界を失うところだった。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『スクイッド荘の殺人』

烏賊川市で探偵事務所を営む鵜飼杜夫のところに、市内で遊技施設を経営する小峰三郎から依頼が持ち込まれた。脅迫状が届いたので、クリスマスを過ごすゲソ岬のホテルで護衛をして欲しいと言う。鵜飼は助手の戸村流平と共にスクイッド荘へ向かう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼は泉のごとく』

東京の街中に、突然泉ができた。ただならぬ気配を察した神代エリカは、父で吸血鬼のフォン・クロロックに相談する。クロロックは、人が水の霊をを呼び出したと推測する。はじめは溺れる人が出たりする程度だった泉が、だんだんと力をつけ、ついには死者まで…
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『禁断の魔術』

姉の秋穂を亡くした古芝伸吾は、大学を中退し町工場で働いていた。そんなある日、フリーライターの長岡修が殺害された。長岡は代議士の大賀仁策を追っており、秋穂は大賀の愛人という噂があった。そして伸吾は、高校の物理研究会で制作した実験道具とともに姿を消す。その伸吾は、帝都大の物理学准教授・湯川学の後輩だった。