防犯探偵・榎本シリーズ

├ 貴志祐介

【読書】貴志祐介『コロッサスの鉤爪』

小笠原諸島周辺で飽和潜水の実験をしていた実験船〈うなばら〉から約200m離れた場所で、大型のゴムボートに乗って夜釣りをしていた布袋悠一が、海に投げ出された上、サメに水中に引きずり込まれて死亡した。布袋の婚約者・近藤有里は、事故と結論づけた警察の見解に納得できず、弁護士の青砥純子に調査を依頼してきた。