赤川次郎

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【読書】赤川次郎『吸血鬼心中物語』

怪奇映画愛好会に所属する武山めぐみと本間邦広が公園でデートをしていると、近くの川で心中騒ぎが起きた。その最中、めぐみにバッグを預けた女性が全身ずぶ濡れになって戻ってきた。後日、文化祭のゲスト探しをしていためぐみと邦広は、フォン・クロロックと出会う。その時、クロロックが話していた相手が、心中騒ぎの時にめぐみにバッグを預けた女性だった。
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【読書】赤川次郎『セピア色の回想録 – 杉原爽香49歳の春』

杉原爽香が懇意にしている往年の大スター・栗崎英子が、爽香の誕生日パーティを開くと言い出した。しかも、91歳の大女優は、あと1年生きられるかどうかわからないので、1年早い爽香の50歳を祝う会にするというのだ。一方、経済界の大物・三田村朋哉が回想録を書くと言い出した。その中に、杉原爽香を登場させるというのだが、三田村家の人々は、誰も爽香のことを知らない。さらに、爽香の娘・珠実の担任・里谷美穂は、学校の秘密を知ってしまったが故に、命を狙われる。
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【読書】赤川次郎『アンダースタディ』

内海奈美は幼い頃に両親が離婚し、父親と2人で生活していた。しかし、その父親が急逝し、葬儀の日に双子の姉・添田美幸と再会する。美幸はすぐに奈美の仕事を辞めさせ、会社社長をする母・邦子が暮らすマンションで一緒に生活を始める。美幸とは顔はそっくりだが、性格は正反対な奈美。美幸の"代役"を務めるうちに、美幸の恋人の安田から、「連絡くれなきゃ死ぬ」と手紙をもらうが、その安田が本当に奈美の目の前でトラックの前へ身を投げてしまう。
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの家出』

ホームズが家出をした!晴美と石津刑事と一緒にバスに乗っていたホームズは、「クミ」と呼びかけた少女と一緒にバスを降りてしまった。翌日、片山は石津とともにホームズと少女が下りたバス停の付近を探しにいく。一方、ホームズを連れて下りた少女・常田道子の父親は3ヶ月前に失踪しており、母親には新しい恋人ができていた。
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【読書】赤川次郎『真実の瞬間』

保科伸子がハネムーンから帰国した日の夜、父の羽川重信が家族を集めて夕食会を開いた。その席で羽川は、20年前に殺人を犯したことを告白し、それを世間に発表すると言いだした。長男の羽川靖夫はそのことをTV局でディレクターをしている大沢公子に話してしまう。公子は自分が担当している番組の中で、羽川に告白するよう持ちかける。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼と呪いの古城』

神代エリカと大月千代子、橋口みどりの3人は、戦国ロマンを巡るバスツアーに参加する。大河ドラマの影響で注目を浴びた町は、急遽城を建築したりして、ブームに乗ろうと躍起になっている。しかし、エリカは雑木林の中にある古井戸で、「助けてくれ」という過去の声を聞く。
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【読書】赤川次郎『我が愛しのファウスト』

小野利夫が目を覚ますと、見知らぬ女とベッドの中にいた。女がシャワーを浴びている間に現れた男は、契約により水上晶夫というビジネスエリートで独身のプレイボーイの男に生まれ変わらせたと言う。水上はその"男"が用意したプレゼンテーションで大きなプロジェクトを受注する。さらに、受注先の社長令嬢で、高校生の白倉あかねと深い関係に…
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズのプリマドンナ』

片山と石津は声楽コンクールの警備に借り出された。優勝候補の1人、井田貴子がホテルの朝食で食べたサラダに辛い薬味がかけられていたという。犯人はもう1人の優勝候補、丸山恭子だというのだが…
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【読書】赤川次郎『吸血鬼ドックへご案内』

西野秀代は夫の人間ドックに付き添ってクリニックへ行くが、待合室で居眠りをして起きると、公園のベンチに座っていた。声をかけてくれたフォン・クロロックと共にクリニックを訪れるが、すでに閉院したあとだった。夫に聞いても、人間ドックを受診していないと言う。
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【読書】赤川次郎『卒業旅行』

同じ社宅に住む沢田加奈子、伊地知友江、南村かおる、足立由紀子の4人は大の仲良し。同じ大学に進むんだと言って、見事4人揃ってK女子大に合格した。しかし、親が勤める会社で内部告発騒ぎが起き、その犯人捜しを沢田が行うことになって、状況が一転する。見せしめに処分された南村と足立は会社を去り、娘たちも大学をやめることになってしまう。しかし、大学に入ったときの約束である、卒業旅行に行くために、再び4人が集まる。
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【読書】赤川次郎『三次元の殺人』

香月千晶は俳優の香月秀治を祖父に持ち、女優の久井加津子を母に持つ高校生。秀治が回想録を書くと言いだした途端、過去に秀治と噂があった女優・曽根亜也子が自宅のバルコニーから転落して死亡した。さらに、義父の久井竜郎も、睡眠薬の飲み過ぎで死亡する。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼はレジスタンス闘士』

フランスの元外相、ルイ・ボナールが皇居の周りをジョギング中、お堀に転落した。近くにいたフォン・クロロックがお堀に飛び込んでボナールを救出するが、ボナールは誰かに背中を押されたようだと話す。ボナールは第2次世界大戦中、レジスタンスの闘士として活動していた経歴を持っていた。
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの感傷旅行』

警視庁の刑事片山は、聞き込み相手が帰社するまでの間、公園で時間をつぶしていた。そこに、知り合いの刑事がやって来て、トイレに入っている間、尾行を代わって欲しいと頼まれた。知り合いの刑事がしばらく動かないと読んだ尾行対象の女性が動き出し、片山は慌ててあとを追いかける。女性が乗った電車には、同窓会中の妹晴美たちが乗っていた。
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズと愛の花束』

結婚相談所に脅迫状が届き、職員の女性が散弾銃で撃たれて死亡する。女性の遺体の上には花束が置かれていた。片山と妹の晴美、石津刑事、ホームズは、この結婚相談所が主宰するお見合いパーティーに潜入する。
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【読書】赤川次郎『ミス・吸血鬼に幸いあれ』

フォン・クロロックは「ミス・ネックレス」の審査員を務めることになるが、「ミス・ネックレス」ではインパクトが弱いということで、「ミス・吸血鬼」に改められた。しかし、この「ミス・吸血鬼」コンテストに、吸血鬼に取り憑かれた人物が紛れ込む。
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【読書】赤川次郎『やさしい季節』

アイドルの安土ゆかりと女優の原田邦子は同級生。同じ高校の2年先輩の石巻浩志は写真部の部長として2人をファインダー越しに覗いたとき、雷に打たれた。以来、東京に出てきてからも浩志はお兄さん的な存在として、2人を支え続けている。浩志の妹・克子を含め、若い男女が1つ大人になるまでのストーリー。
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【読書】赤川次郎『私の彼氏は吸血鬼』

岡野栄江は1つ上の高校3年生・沢井清士とデートの約束をしていたが、清士の叔父が亡くなり、キャンセルになってしまう。しかし、清士は名門私立高校に通う北川充子と水族館でデートをしていた。その栄江がクロロックの会社に社会科見学でやって来たが、トイレの鏡に特殊な文字で「我は復讐のためによみがえれり」と書き残していた。さらに、栄江の先輩・上野かおりが、深夜の公園で喉を噛まれてしまう。
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【読書】赤川次郎『次女と野獣 三姉妹探偵団13』

佐々本三姉妹の次女・夕里子のことを「愛している」と言う男が現れた。男は姿を見せないが、夕里子の手袋を片方盗んでいったり、歯ブラシを盗んだり…一方、夕里子の恋人・国友刑事は情報提供者を売ったとして、追われることに。さらに、長女・綾子と三女・珠美が誘拐され、夕里子は男とデートすることになる。
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【読書】赤川次郎『秘密のひととき』

フリーライターの河田美智は、ふしぎな透視能力を持っているという老人を訪ねて、路地裏の自宅を訪ねる。老人は美智を相手にしてくれなかったが、その晩、美智が〈Q〉という店でデートの約束をしていることを言い当てる。後日、近所の子供が行方不明になったことを老人に相談し、無事子供が発見された。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼と生きている肖像画』

〈S貿易〉の社長・野上新吉が自殺した。評判の画家・桐山竜に書いてもらった肖像画が届いた直後のことだった。吸血鬼のフォン・クロロックは、肖像画から絵の具以外の臭いを嗅ぎ取る。さらに、野上の他にも桐山に肖像画を描いてもらった人物が自殺を遂げており、刑事の須川が捜査に乗り出す。
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズのクリスマス』

片山は友人の久保に頼まれ、久保が旅行する間、全寮制の女子校の警備員をすることに。久保の旅行とは、新婚旅行のことだったが、久保は結婚式を欠席していた。クリスマスイブの夜、学園の一室で久保の死体が発見される。
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【読書】赤川次郎『夜ごとの才女 怪異名所巡り11』

ベテラン俳優の武井は、17歳の河田エミリと映画で共演した。武井がとちってもエミリは武井をかばってくれるのだが、毎晩、エミリを殺す夢を見てしまう。一方のエミリも、毎晩男性を刺し殺す夢を見ると、〈幽霊と話せるバスガイド〉町田藍に相談を持ちかける。
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【読書】赤川次郎『幽霊はテニスがお好き』

大学のテニス同好会に所属する吾妻さと子は、夏合宿のために宿の下見で矢車荘を訪れた。霊感の強いさと子は、そこで白いテニスウェアに身を包んだ幽霊と遭遇。幽霊は同じ大学のテニス同好会の先輩で、合宿中に何者かに殺害されたという。さと子は、幽霊から自分を殺した犯人を見付けてほしいと頼まれるが…
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【読書】赤川次郎『眠りを殺した少女』

小西智子は同じ学園の大学教授・片倉道雄を殺害した。部屋に誘い込まれ、襲われた弾みの出来事だった。姉の聡子は、友人の小野由布子と一緒に片倉を殺害した犯人捜しをはじめる。しかし、片倉の影で助教授止まりになっている山神に疑いの目を向けたとき、山神の妻が自殺してしまう。