赤川次郎

├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『泥棒たちの十番勝負』

不動産会社の営業課長・太田は、以前から売却を依頼し続けていた家の主人から、夜中の12時に書類をそろえて持ってくるよう電話を受けた。道に迷って約束の時間に遅れた太田が、部下の明石涼子の説明でようやくたどり着くと、家の主人・倉橋寿一が殺害されていた。そこにやってきた同業者の証言で、容疑者にされた太田は、知り合いの元へ身を隠す。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『静かな町の夕暮に』

郊外の盆地にある、小さな町。そこに、映画のロケ隊がやって来たことで、静かな町が騒ぎ出す。地元の高校の演劇部の部長・指田法子もその映画にエキストラとして出演するが、なんと、その映画に出演するスター・上原洋介と、母・朱子が結婚することになった!しかも、町では法子の後輩・森下克枝が、学校の保健室で殺害されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『卒業式は真夜中に』

卒業式の日、3年生を送り出した如月映美は、敬愛する先輩・神山治子が高校最後の1年を過ごした教室へ入っていった。すると、床の上に落ちていたケータイにメールが送られてきた。思わずケータイを取り上げてメールを見ると、「あんな奴を放っちゃおけない。私たちの手で殺さなきゃ。今夜十一時に学校で!」と書かれていた。その夜、映美が講堂を訪れると、教師の久岡が刺殺されており、その脇にはナイフを手にした治子が立っていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『妖怪変化殺人事件』

一流企業の設計技師として働いていた久我悟は、会社の副社長になった東浩一郎から、価格を抑えるために設計で手を抜いてくれと頼まれたのを断った腹いせに、会社をクビにされてしまった。転職先が見つからず、しかたなく遊園地のお化け屋敷で「狼男」として働く久我だったが、そのお化け屋敷に、妻の敦子が東と腕を組んで入ってきた。さらに、殺人の罪で指名手配されている村松常夫を追って、警視庁捜査一課の迷警部・大貫と井上刑事がやって来る。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊散歩道』

警視庁捜査一課の宇野警部のもとに、恋人の永井夕子からアルバイトの話が舞い込んできた。内容は何と、TVドラマのエキストラ!顔がカメラに写らないようにと、焦る宇野だったが、郊外の広いスタジオに作成した公園のセットの中で、女優の戸沢ゆみ子が殺害されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『ヴィーナスは天使にあらず』

天国から地上へ研修に来た天使のマリと、地獄から成績不良で叩き出された悪魔のポチは、少女と犬の姿になって今日も旅をしている。美術館の前で画家の黒河岐広に出会ったマリは、今度新しくできる美術館のロビーに描かれることになった〈ヴィーナス〉の壁画のモデルを依頼される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『狐色のマフラー〈杉原爽香48歳の秋〉』

爽香が勤める〈G興産〉では、他企業との合併話が持ち上がっていた。どうやら社長の田端将夫の秘書で愛人と噂される朝倉有希が1枚噛んでいる様子。将夫の母で経営にも大きな影響力を持つ真保のお気に入りである爽香にも、何やら裏から手が回ってきている様子…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団8 人質篇』

佐々本家の三姉妹、綾子、夕里子、珠美の3人は、連休を利用して温泉に行くことに。10時20分発の夜行バスで温泉に向かう予定だったが、到着したバスターミナルはなぜかガラガラ。長女の綾子が、20時20分発を10時20分(22時20分)と間違えていたのだった。翌朝のキャンセル待ちを狙って、バスターミナルで待つことにした3人だが、綾子が買い物に行った先のコンビニで強盗と遭遇し、人質に取られてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『花嫁の時間割』

このシリーズのヒロイン・塚川亜由美のもとに、3通の結婚式への招待状が届いた。花嫁の名前は、3通とも高校の同級生・城之内ゆかりになっていた。挙式日は3つとも同じ日。開始時間と会場、そして花婿の名前だけが違っていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『冬の旅人』

国際的なバリトン歌手のディートリッヒ・F=Dのもとに、東京公演の日の朝電話がかかってくる。「あなたが今夜〈冬の旅〉を歌うと、人が死ぬことになるのです」と言うのだ。予定通り〈冬の旅〉を歌い終えたF=Dが楽屋に戻ると、椅子に座った男性の死体が待ち受けていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『お手伝いさんはスーパースパイ!』

南条家の人々(麗子、ケン、幸子、華代)の4人は、春休みを利用して別荘に行くことに。1人、留守番として残ったお手伝いの春子だが、スパイを名乗る怪しげな2人組が近づいてくる。一方、麗子の双子の妹美知がボスを務める〈暗黒街〉でも、子分が狙われるという事件が発生。休暇中の4人にも魔の手が迫る。
├ 赤川次郎

【読書】[オススメ]赤川次郎『記念写真』

学校をサボって崖の上の展望台に来ていた少女に、家族連れが写真を依頼する『記念写真』。己の欲望を、自らの影に映す『影の行方』。自分の代わりに的確な応対をしてくれる『留守番電話』。など、10編の短編小説が収められています。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『交差点に眠る』

梓悠希は、ちょっとグレていた少女時代、空き家で愛を確かめ合ったあと、数十発の銃弾に倒れた男女を目撃した。それを機に、人生を変えた悠希は、ファッションデザイナー・梓ゆきとして、成功を勝ち取ろうとしていた。しかし、またもや発生した発砲事件。そして、成功への階段をともに駆け上がってきたファッションモデル・ナターシャの周りで起きる、暴力団の抗争に巻き込まれていく。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『泥棒は眠れない』

博物館に展示されている原人の骨が、吹き矢で女性を殺害した?原人の骨格標本の近くで殺害されていた女性の首筋には、吹き矢によって飛ばされたと思われるトゲのようなものが刺さっていた。刑事の今野真弓は、さっそく部下の道田刑事を連れて捜査にあたるが、真弓の夫で泥棒の淳一は、博物館に展示されている原人の骨に興味があるようで…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『豪華絢爛殺人事件』

都内のホテルに食事に来た大貫、井上、直子の3人だったが、ホテルのロビーはドレスに身を包んだ女性たちで埋め尽くされていた。どうやら、女子大学の謝恩会が開かれるらしい。その中の1人の女性・楠本典子が、なんと、警視庁の名物警部・大貫の親戚の娘だった。典子が謝恩会で人が殺されるかも知れないと言い出したため、大貫たち3人は、貸衣装に身を包んでパーティー会場に潜入することに。しかし、3人の警戒も虚しく、教授の久米原が殺害されてしまった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの懸賞金』

どこにでもいるサラリーマン・矢崎俊男は、妻に「俺は狙われているんだ」と言い残して家を出たあと、バスの中で刺されて死亡した。一方、一発屋の演歌歌手・百瀬太朗の地方公演前、マネージャーの立木ルミ子の携帯に〈百瀬にしっかり歌わせろ。やる気のない歌だったと思ったら、百瀬を殺す〉とのメールが届いた。その日は百瀬をのせて乗り切ったが、後日、百瀬が1曲披露したパーティーで、やる気のない歌を披露した辻村涼が殺害された。ルミ子の高校の同級生で、警視庁の刑事である片山義太郎は、愛猫のホームズの力を借りながら、姿の見えない犯人を追う。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『落葉同盟』

フリージャーナリストの松橋泉が国会議員・寺本浩紀のスキャンダルを追っていると、突然、殺人容疑で逮捕されてしまった。泉は未婚だが、16歳の娘・奈美がいる。奈美は心の病気で、明るいところに出てこれないという障害を抱えていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊記念日』

永井夕子が通う大学の教授・水科恭子の息子・正治は、3年前の大学1年生の時に、失恋を苦に自殺してしまった。それ以降、正治が自殺した日の講義は、追悼の儀式へと姿を変えることになる。そして、正治のことを知る学生がいなくなるこの年、”追悼の儀式”中に講義室の電気が消え、人魂があわられる。しかも、電気がつくと、ひとりの学生が血まみれに…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団7 駆け落ち篇』

三姉妹の長女・綾子は、友人・米原朋子の婚約披露パーティーで、重要な役割を言いつけられる。朋子がパーティーを途中で抜け出して、駆け落ちをするので、その手助けをして欲しいというのだ。なんとかパーティー会場を抜け出した2人だったが、車の事故で朋子が怪我をしてしまう。奇跡的に(!)新幹線の発車時間までに東京駅に辿り着いた綾子だったが、新幹線の隣の席に座っていたのは、朋子の駆け落ち相手とは別の男性だった。一方、三女・珠美は朋子の婚約相手・牧田紘一に連れ出され…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『紙細工の花嫁』

会社員の小田恭子は、先輩の松井見帆と付き合っているという噂の男性、梶原真一を見帆から奪い取って、見事ゴールインすることになった。一方、大学生の塚川亜由美のもとに、奇妙な手紙が舞い込んだ。紙細工の花嫁人形と共に、「女の怨みの深さを忘れるな。死がお前を訪れるだろう」と書かれた手紙が入っていた。しかし、その手紙は宛先違いで、梶原真一に宛てた手紙だった。亜由美と友人の神田聡子、部長刑事の殿永の3人は、小田恭子と梶原真一の結婚式に乗り込むが、新郎の席が爆破されるという騒ぎが起きてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『沈める鐘の殺人』

高校で社会科を教える迎三千世は、一端個人的事情により教職を離れたのだが、急遽職が必要になり、鐘園学院で教鞭を執ることになった。鐘園学院は、私立の寄宿制の学校で、校庭の片隅には、大きな池と鐘楼が建っていた。二十年ほど前、泥棒が入って、鐘楼から鐘を持ち出そうとしたが、ハプニングが起きて、鐘は池の底へと沈んでしまっていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『泥棒に手を出すな』

夜中に今野家の電話が鳴った。殺人と誘拐事件が発生したとのことで、妻で刑事の真弓が呼び出された。事件が発生したのは、犯罪組織の大物・村上家。殺害されたのは村上家の使用人・吉川だったが、誘拐されたのは、なんと村上家で飼っている犬だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『百鬼夜行殺人事件』

前日、めでたく定年退職を迎えた若木明が、団地の中にある公園のベンチで、子供たちが遊ぶのを見ていると、ひとりの男の子が目の前で転んで泣き出してしまった。すると、それまでおしゃべりに夢中だった母親が飛んできて、若木を警察に突き出してしまう。なんとか誤解は解けたが、今度は男の子の父親が行方不明になってしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『恋ひとすじに』

滝田奈々子の11歳年下の妹・久美が、「彼と2人で幸せになります」と書き置きをして実家を飛び出した。その久美は奈々子の住むマンションに。「彼」とは、これから出会う男性を指していて、東京で暮らしたくて家を出てきただけだった。食事をした帰り道、2人は公園の池で溺れそうになっていた女性を助けることになる。