
【読書】赤川次郎『明日死んだ男 怪異名所巡り10』
俳優を目指す野沢厚子は、コンパニオンの仕事で丸山貴広という老人と出会った。丸山は、私の願いを聞いてくれれば、一生暮らしていけるようにしてあげると前置きした上で、自分を殺して欲しいと依頼してきた。厚子は最終的に丸山の願いを聞いて、首を絞めてしまった。そして、ふらふらとホテルから出てきたところを、〈幽霊と話せるバスガイド〉町田藍と、そのお得意様の遠藤真由美に見つかった。厚子は以前、真由美の家で住み込みのお手伝いとして働いていた。