竹本健治

▼著者 タ行

【読書】竹本健治『涙香迷宮』

明治時代の探偵小説作家・黒岩涙香の隠れ家が見つかった。その発掘作業に、棋士の牧場智久とその友人・武藤類子が立ち会うことになった。地下には広間のほか12の部屋があり、各部屋にはいろは四十八文字を1度ずつすべて使う〈いろは歌〉が4つずつ飾られていた。一方、対局のために1度発掘現場を離れた智久は、ふたたび発掘現場を訪れる際に落石に遭い、危うく命を落としかける。