福家警部補シリーズ

├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『福家警部補の考察』

聖南病院皮膚科部長の是枝哲は、かつて自分のMR(医薬情報担当)だった足立郁美が、接待の時に同じ立体駐車場に車を止める習慣を利用して殺害する。立体駐車場への侵入、脱出を誰にも見とがめられないように工作し、郁美は空き缶を踏んで足を滑らし、非常階段から転落した事故死だと見せかけるが、是枝の前に警視庁捜査一課の福家警部補が立ちはだかる。
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【読書】大倉崇裕『福家警部補の追及』

元登山家の狩義之は、未踏峰チャムガランガ登頂を目指す息子・秋人の大口スポンサーである中津川威彦がスポンサーを下りようとしていることを知り、重役会議が開催される前に中津河を殺害する。登山中にガレ場から滑落したと見せかけるが、その死に疑問を抱いたのが、警視庁捜査一課の福家警部補だった。
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【読書】大倉崇裕『福家警部補の報告』

漫画家の河出みどりはかつて、三浦真理子とともに漫画を書いていた。同人誌で人気を集め、出版社からの声がかかったが、声をかけられたのはみどり1人だった。一方、出版社の営業部長になった真理子は、みどりを干そうとしていた。真理子の自宅に押しかけたみどりは、はずみから真理子を殺害してしまうが、これを事故に見せかけようと偽装する。
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【読書】大倉崇裕『福家警部補の再訪』

室蘭-博多間を結ぶフェリー〈マックス〉が、旅行会社の特別企画で鹿角諸島を周遊する航海に出た。このフェリーの中で、警備会社の社長・原田明博は、かつての悪友・川上直巳を殺害し、直巳についてまわっている借金取りの岡山に捜査の目が向けられるように工作する。しかし、〈マックス〉には、出航前に別の事件の捜査で乗船し、下船し遅れた福家警部補が乗っていた。
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【読書】大倉崇裕『福家警部補の挨拶』

私設図書館の館長・天宮祥子は、創設者・江波戸康祐の亡き後、図書館を売り飛ばそうと企んでいる息子の江波戸宏久を夜中に呼び出し、図書室の蔵書で殴り殺したあと、本棚を倒して宏久が下敷きになったように工作する。事件を担当したのは福家警部補。福家は事故ではなく殺人事件ではないかと考え、捜査を開始する。