満州

├ 下村敦史

【読書】下村敦史『闇に香る嘘』

中国で生き別れになった兄と弟。満州で生まれた村上和久は、4歳で終戦を迎え命からがら日本へ帰国したが、13年後に中国残留孤児として兄の竜彦が永住帰国する前に失明した弟は、兄が本当の兄であるか疑惑を抱くようになる。第60回江戸川乱歩賞受賞作にして、著者のデビュー作。