森博嗣

└ 森博嗣

【読書】森博嗣『Φは壊れたね』

C大学の大学院生・山吹早月が、友人の舟元繁樹の部屋で留守番をしていると、上階のN芸大生・町田弘司の部屋の鍵を開けて欲しいと依頼される。舟元は管理人が決まるまでの間、仮の管理人としてマンションの各部屋の鍵を預かっていた。山吹が601号室の鍵を開けると、町田の同級生・戸川優と白金瑞穂が町田の変死体を見つけた。町田は天井からYの字に吊され、腹をナイフで刺されていた。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『神様が殺してくれる』

フランスで知らぬ人がいない有名人イザベル・モントロンが殺害された。モントロンが絞殺された部屋には、レナルド・アンペールの学生時代のルームメイト・リオン・シャレットが後ろ手に縛られていた。そしてリオンは、モントロンを殺害したのはレナルド・アンペールだと警察に話した。さらに、リールでもリオンの養父が絞殺されており、ミラノではピアニストのジャンニ・ピッコが絞殺される。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『四季 秋』

妃真加島の研究所での事件から6年、博士課程に進んだ西之園萌絵は、私立C大学の助教授になった国枝桃子の手伝いをするため、N大学とC大学を行き来する生活を送っていた。しかし、萌絵の頭からは真賀田四季のことが離れない。萌絵が誇る能力のどれもが四季に遠く及ばないこと、そして、四季と犀川創平の関係…犀川が見つけ出した、四季が残したメッセージをもとに、2人は四季との接触を図る。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『四季 夏』

13歳になった天才科学者・真賀田四季は、愛知県沖に浮かぶ妃真加島に、研究所の建設を始める。四季は叔父の新藤清二と遊園地に出かけるが、そこで美術品泥棒に誘拐されてしまう。事なきを得た四季は、自称科学者の瀬在丸紅子の生き方に興味を持ち、新たなものを望むようになる。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『四季 春』

透明人間の〈僕〉は、病院の一室に幽閉されている。病室に時々遊びに来てくれる女の子・四季には、僕の姿が見えるという。四季は5歳になるまでに英語とフランス語をマスタし、5歳になると大学の図書館にこもって本を読みあさるようになった。僕が入院する病院で、看護師が殺害される事件が発生するが、四季は犯人がわかったという。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『赤緑黒白』

マンションの駐車場で、赤井寛の遺体が発見された。赤井は近距離から銃で撃たれており、遺体は赤のスプレーで塗装されていた。数日後、今度は赤井の恋人・田口美登里が絞殺され、緑に塗装される。同じ頃、市立美術館では関根朔太の特別展が開かれ、警察は厳戒態勢で警備にあたる。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『朽ちる散る落ちる』

土井超音波研究所の閉ざされた地下室の扉が開かれた。中から鍵がかけられた地下室の隅には、瓦礫の上に投げ出されたような死体が。死体の状態は、ビルの6階くらいから落ちたときのものだというが…一方、瀬在丸紅子は、数学者の小田原長治の紹介で訪ねたN大の周防教授から、NASAが打ち上げたシャトルの乗員4人全員が殺害されていた事件の話を聞く。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『捻れ屋敷の利鈍』

保呂草潤平は、美術品鑑定士として、熊野御堂譲の屋敷を訪ねた。熊野御堂家の敷地の中には、メビウスの帯状の建築物、通称〈捻れ屋敷〉があった。しかし翌朝、捻れ屋敷を構成する部屋の1つで、男性の遺体が発見されるが、捻れ屋敷の入り口は施錠されていた。また、別の部屋に飾られていた美術品〈エンジェル・マヌーヴァ〉が持ち去られていた。さらに、熊野御堂も敷地内のログハウスの中で絞殺されているのが発見される。しかも、ログハウスの入り口は内側からセメントで固められていた。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『六人の超音波科学者』

瀬在丸紅子と小鳥遊練無は、6人の超音波科学者が集う土井超音波研究所のパーティに招待される。しかし、2人を送り届けた保呂草潤平の車のバッテリが上がってしまい、手間取っているうちに研究所に通じる唯一の道にかかる橋が爆破されてしまう。橋が爆破されたときに対岸に渡っていた祖父江七夏刑事が合流するが、6人の科学者のうちの1人であるファラディが殺害されてしまう。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『恋恋蓮歩の演習』

保呂草潤平と香具山紫子は、仕事のために世界一周中の豪華客船ヒミコに乗船する。さらに、2人を見送りに来た瀬在丸紅子と小鳥遊練無も、下船しそこなって船の中に。ヒミコにはスイートルームが3つ。そのうちの1つを使用する鈴鹿幸郞が商談のために持ち込んだ、関根朔太の自画像が何者かに盗まれてしまう。さらに、別のスイートルームで銃声がしたあと、乗客の羽村怜人が海へ転落してしまう。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『魔剣天翔』

小鳥遊練無の先輩・関根杏奈が出演する航空ショーの最中、2号機を操縦する西崎勇輝が背中を撃たれた。操縦士を失った2号機は3号機と接触して墜落。西崎以外の乗員3名は機外へ脱出して難を逃れる。一方、探偵の保呂草潤平は、ジャーナリストの各務亜樹良から、杏奈の父で画家の関根朔太が所有しているといわれる美術品〈エンジェル・マヌーヴァ〉を手に入れたいと依頼される。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『夢・出逢い・魔性』

香具山紫子、瀬在丸紅子、小鳥遊練無の3人は、クイズ番組の女子大生大会に参加するため、探偵の保呂草潤平とともに東京のNテレビを訪れた。リハーサルの最中、プロデューサーの柳川聖志が使っていた部屋から、アイドル・タレントの立花亜裕美が出ていったあと、火薬の破裂音がした。不審に思った保呂草と同業の稲沢真澄が部屋を確認すると、柳川が拳銃で2ヶ所を打たれて絶命していた。一方、小鳥遊は亜裕美とともにNテレビの社屋から消えてしまう。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『有限と微小のパン』

N大学工学部の犀川研究室は、ゼミ旅行で長崎のユーロパークへ行くことに。西之園萌絵と牧野洋子、医学部の反町愛の3人は前乗りすることになった。しかし、3人が到着した日の夜、ユーロパークにオフィスを構えるソフトウェア会社・ナノクラフトの社員・松本卓哉が教会の建物の中で殺害されてしまう。しかも、萌絵たちが教会の外に出ている間に松本の死体は消え、腕だけが残されていた。さらに、萌絵たちを案内してくれたナノクラフトの社長秘書・新庄久美子が密室で背中を刺されて殺害されてしまう。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『数奇にして模型』

M工業大学近くの公会堂で行われていた模型交換会の控室で、モデル・筒見明日香の首なし死体が発見された。控室は密室状態だったが、中ではM工業大学大学院生の寺林高司が頭を殴られて倒れていた。同じ夜、寺林が所属するM工業大学の研究室でも、大学院生の高倉裕子が首を絞められて殺害された。裕子が殺害された部屋も密室だったが、公会堂の控室、研究室両方の鍵を所持していた寺林に疑いがかかる。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『今はもうない』

笹木は、婚約者の知人であるファッションデザイナー・橋爪怜司の別荘を抜け出し、森林鉄道の線路跡を散歩していたところ、叔母とケンカして別荘を飛び出してきた西之園萌絵と出会う。別荘に帰りたくない萌絵は、笹木に車で送って欲しいとお願いするが、橋爪氏の別荘に辿り着く前に雨に降られてしまう。結局、萌絵は橋爪氏の別荘で1夜を明かすことになったが、その嵐の晩、別荘の客であった朝海由季子、耶素子姉妹が3階の映写室と遊戯室でそれぞれ死亡しているのが見つかったが、2つの部屋には鍵がかけられていた。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『夏のレプリカ』

西之園萌絵の友人で地方議員の娘・簑沢杜萌が実家に帰省した夜、両親と姉は客人の車に乗ってどこかへ出かけたあとだった。そして翌朝、簑沢家に誘拐犯の1人が押し入ってきた。その誘拐犯はリビングの壁に飾ってあった仮面を身につけていた。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『月は幽咽のデバイス』

オオカミ男が出ると噂される篠塚邸でパーティが開かれた。瀬在丸紅子や保呂草潤平が招待されたが、途中から麻雀の面子として小鳥遊練無と家具山紫子、2人と一緒にいた森川素直が呼び出された。しかし、3人が着く直前、屋敷のオーディオルームで見るも無惨な死体が発見される。死んでいたのは、パーティの出席者の一人・歌山佐季。衣類は引きちぎられ、床一面には死体が引きずり回されたかのように血痕が残されていた。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『幻惑の死と使途』

脱出マジックを得意とする有里匠幻が、屋外ステージでの脱出マジックの最中、ステージの上で胸をナイフで刺されて殺害された。犯人はどこから現れて、どこへ消えたのか、警察は途方に暮れる。さらに、告別式のあと、霊柩車に乗せられた棺の中から、匠幻の遺体が消滅する。匠幻は葬儀の最後に、「諸君が私の名前を叫べば、どんな密室からも抜け出して見せよう」と、事前に録画したビデオを流していた。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『封印再度』

京都から岐阜に移築された旧家、香山家の当主・林水が腹を刺され、近くの河原で死んでいるのが発見された。林水の父・風采も林水同様仏画師だったが、50年前に家の蔵で自殺していた。香山家には「天地の瓢」という壺と、「無我の匣」という鍵箱が伝えられており、鍵箱を開けるための鍵は壺の中に入っているが、鍵の大きさは壺の口よりも大きいという代物だった。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『詩的私的ジャック』

N大学建築学科助教授の犀川創平が非常勤講師を務めることになったS女子大で、T大学に通う女子大生が殺害された。被害者は大学構内にあるログハウスの中で下着だけの姿で殺害されており、左胸から右の下腹部にかけてナイフで傷をつけられていた。そして、今度は、S女子大でT大学に通う女子大生が殺害されてしまう。被害者の腹部には、Zの文字が刻まれていた。建築学科2年の西之園萌絵は事件に興味津々だが、犀川は中国へ1週間の出張に出かけてしまう。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『人形式モナリザ』

保呂草潤平、香具山紫子、瀬在丸紅子の3人は、避暑のため小鳥遊練無がアルバイトをする長野のペンションへ。ペンション近くの人形博物館を訪れた一行は、ステージでおこなわれた乙女文楽を観覧するが、上演中に演者が倒れてしまう。さらに、黒子がナイフで背中を刺され、死亡する。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『スカイ・クロラ』

戦闘機乗りのカンナミ・ユーヒチは、新しい基地に転属になった。この基地に所属する戦闘機乗りは、カンナミを含めて4人。上司にあたる草薙水素も、かつては戦闘機乗りだったらしい。カンナミは仲間たちとともに偵察や敵機との戦闘にあたるが、カンナミたち「キルドレ」には、大きな秘密があった。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『笑わない数学者』

N大学建築学科助教授の犀川創平は、2年生の西之園萌絵とともに、著名な数学者・天王寺翔蔵が住む〈三ツ星館〉に招待される。パーティーの席上、翔蔵は館の前の庭にある、10トン近くもあるオリオン像を消してみせる。そして、翌朝、再び現れたオリオン像の足下には、翔蔵の息子で作家の宗太郎の妻・律子の死体が横たわっていた。さらに、律子の部屋では息子の俊一の死体が見つかる。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『冷たい密室と博士たち』

N大学建築学科助教授の犀川創平は、2年生の西之園萌絵とともに、友人で土木工学科の助教授・喜多北斗の研究室で行われる実験を見学しに行った。しかし、実験後の飲み会の最中、大学院生の丹羽健二郎と服部珠子の死体が発見されるが、2人が死んでいた部屋は密室になっていた。さらに、屋上からは白骨化した死体が見つかる。