└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『黒牢城』 織田の軍勢が東から迫る中、大坂から北に歩むこと半日の伊丹の里には、有岡城が築かれていた。城主は荒木摂津守村重。その有岡城に、織田方の使者・黒田官兵衛が遣わされ、村重に「この戦、勝てませぬぞ」と言い切る。村重は官兵衛を斬ることもせず、帰すこともせず、地下牢に留め置く。そして、村重の手に負えない厄介ごとが起きたとき、村重は官兵衛の知恵を借りる。 2022.12.17 └ 米澤穂信
├ 阿津川辰海 【読書】阿津川辰海『蒼海館の殺人』 〈僕〉こと田所信哉は友人の三谷緑郎とともに、同級生で不登校になってしまった葛城輝義を訪ねる。葛城家はY村の中の高台にあったが、田所らが訪ねた日は台風が近づいてきて大雨に。近くを流れる川は氾濫し、逃げ遅れた村民たちを屋敷に避難させたが、屋敷の中では連続殺人事件が起きていた。以前に事件を解決したこともある迷探偵の輝義は身内に疑いの目を向ける。 2022.10.27 ├ 阿津川辰海