密室

├ 石持浅海

【読書】石持浅海『扉は閉ざされたまま』

「アル中分科会」大学の軽音楽部の中で、酒好きな6人の集まりにつけられた呼び名だが、大学卒業以来初めての同窓会が開かれることになった。場所は、メンバーの1人の兄の休業中のペンション。再会を分かち合ったその日の夜、伏見が完全犯罪を目論んで新山を...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『朝比奈さんと秘密の相棒』

赤坂通、多摩川流司、八ツ橋京介の探偵部トリオが誕生してから20年。探偵部副部長の霧ヶ峰涼、第二文芸部の部長・水崎アンナらを輩出してきた鯉ヶ窪学園に、新たな名探偵が現れる。学園の理事長の娘であり、上級生はもちろん教師たちも抗うことができない朝比奈麗華は、同級生の石橋守をワトソン役にして学園の謎を解こうとするが、ひょんなことから本当の名探偵が登場する。
└ 岡崎琢磨

【読書】岡崎琢磨『夏を取り戻す』

小学4年生の女子児童が失踪した。しかし、女子児童は2日後に戻ってきて、「知らない人にさらわれた」と言うが、衰弱した様子はない。さらに、女子児童と同じ団地に住む子供たちが、密室から姿を消す事件が続く。状況から見ると、子供たちの悪戯なのだが、子...
├ 貴志祐介

【読書】貴志祐介『ミステリークロック』

貴志祐介さんの『ミステリークロック』を読みました。あらすじ ミステリー作家・森怜子が所有する、人里離れた山荘に、弁護士の青砥純子と防犯コンサルタントの榎本径が招待された。晩餐会の後、明朝〆切りの仕事があると言って中座した怜子が、仕事部屋で殺...
├ 貴志祐介

【読書】貴志祐介『硝子のハンマー』

日曜日の昼下がり、ビルの12階にある介護サービス会社の社長室で、社長が倒れているのを、窓の清掃をしていた男性が発見した。エレベーターは暗証番号を入れなければ12階に止まらず、廊下には監視カメラ、窓には防弾硝子がはめられていた。当時、社長は昼寝中。副社長は外出中で、直接社長室に入ることができる専務室で昼寝をしていた専務が、社長殺害の容疑で逮捕される。弁護団の1人、青砥純子は、防犯コンサルタントの榎本径の力を借りて、専務の無実を証明しようとする。
▼著者 カ行

【読書】鴨崎暖炉『密室狂乱時代 絶海の孤島と七つのトリック』

現場が密室であれば無罪という判例が出た日本では、密室殺人が横行。〈密室代行業者〉なる職業まで誕生した。そんな中、高校生の葛白香澄は、大富豪・大富ヶ原蒼大依が所有する金網島で開かれる、『密室トリックゲーム』に招待される。しかし、ゲームの最中、参加者たちが実際に密室で殺害されるという事件が発生する。
├ 周木律

【読書】周木律『五覚堂の殺人』

宮司百合子は、同じゼミの志田悟の付き添いで、建築科の沼四郎が建てた五覚堂を訪れる。五覚堂では、悟の祖父・幾郎の遺言状が公開されることになっていた。遺言状では、財産の8割を長男に、残りの2割を次男と三男に遺すという文言とともに、遺言状の発効は公開30時間後、その間五覚堂から出ることも、外部と連絡を取ることも禁止するとされていた。しかし、五覚堂にある密室の小礼拝堂内で、長男の正胤と正胤の娘・万里が殺害されてしまう。
├ 歌野晶午

【読書】歌野晶午『密室殺人ゲーム2.0』

〈頭狂人〉、〈044APD〉、〈aXe〉、〈ザンギャ君〉、〈伴道全教授〉。5人の推理マニアが、実際に殺人を犯し、そのトリックをビデオチャットで推理しあう、究極の推理ゲーム。しかし、その推理ゲームを模倣する人達が現れた。女子大生を殺害した阪本純人は、警察の取締に対して、ゲームであると供述し、「92 912 928 1013 1024 1104」と謎の数字を述べたあと、口をつぐんでしまった。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『λに歯がない』

C大学の国枝桃子助教授が共同研究を行っている建築会社の研究所内で、4人の男が殺害された。4人はいずれも銃で頭部を撃たれており、死後に歯をすべて抜かれていた。さらに、事件のあった研究施設のドアには入退出のログが残っておらず、防犯カメラにも4人と犯人が出入りする様子が映っていなかった。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『ウインクで乾杯』

パーティーコンパニオンの小田香子の同僚・牧村絵里が、宝石店『華屋』の感謝パーティーのあと、ホテルの部屋で殺害された。絵里は毒殺されていたが、部屋には施錠だけでなく、チェーンまでかけられていた。さらに、絵里の親友・真野由加利も殺害されてしまう。
├ 有栖川有栖

【読書】有栖川有栖『46番目の密室』

推理作家の有栖川有栖は、臨床犯罪学者の火村英生と共に、北軽井沢にある推理作家・真壁聖一で開かれるクリスマスパーティーに呼ばれた。しかし、クリスマスパーティーが終わると、客人たちの寝室には、石灰が巻かれていたり、白いスプレーで窓に大きなハートが書かれていたり、部屋中トイレットペーパーが伸ばされたりしていた。
└ 森博嗣

【読書】森博嗣『すべてがFになる』

大学の助教授・犀川創平は、研究室の学生たちと、1年生の西之園萌絵と共に、妃真加島へキャンプに出かける。犀川と萌絵は妃真加島にある真賀田研究所を訪れたが、天才プログラマの真賀田四季が手足を切り落とされ、ウェディングドレスを着た状態で荷物搬送用ロボットに乗って部屋から出てくる場面に遭遇する。さらに、真賀田研究所の所長・新藤清二も殺害されてしまう。