▼著者 サ行 【読書】塩田武士『罪の声』 大日新聞文化部の阿久津英士は、年末企画『ギン萬事件――31年目の真実――』の担当として、社会部に借り出される。ギン萬事件は、かつて日本を震撼させた食品会社脅迫事件だが、迷宮入りのまま時効を迎えていた。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、自宅で古いカセットテープを見つける。テープに吹き込まれていたのは俊也の子供の時の声で、ギン萬事件で犯人が使用した音声だった。 2024.02.11 ▼著者 サ行