下村敦史

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【読書】下村敦史『そして誰かがいなくなる』

覆面作家の御津島磨朱李が郊外の森の奥に自宅を設けた。その新居のお披露目会に招待されたのは、作家が4人と文芸評論家が1名、編集者が1名。出席者が到着したのを待っていたかのように吹雪が吹き荒れ、御津島邸は下界から切り離されてしまう。そして御津島は、あるベストセラーが盗作であることを暴露すると言ったあと、叫び声を残して姿を消してしまった。
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【読書】下村敦史『生還者』

増田直志の兄・謙一が、ヒマラヤ山脈の未踏峰・カンチェンジュンガ登頂中に、雪崩に巻き込まれて死亡した。兄の遺品を確認していた直志は、ザイルの切断面に刃物で切られたあとを発見する。その雪崩から生還した高瀬正輝は、謙一と同じ登山隊の加賀谷善弘に助けられたと証言する。一方、謙一と同じ登山隊で、奇跡的に生還した東恭一郎は、加賀谷は登山隊を見捨てた卑怯者だと言う。
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【読書】下村敦史『法の雨』

”無罪病判事”との異名をつけられた裁判官・嘉瀬は、暴力団松金組組長殺害事件の2審で無罪を言い渡し、判決理由を読み上げている途中に倒れた。一方、嘉瀬の孫・幸彦は、念願の医大に合格したが、入学金を祖父の口座から引き落とそうとしたところ、重度の痴呆症を理由に断られてしまった。嘉瀬の妻・君子は、夫の職場関係の人物を名乗る男から、成人後見人制度の利用を勧められるが、これにより、さらに自由に金を引き出せなくなってしまう。
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【読書】下村敦史『コープス・ハント』

女性8人の連続殺人の罪で死刑判決を受けた浅沼聖悟は、判決を聞き終えたあと、1人は俺の犯行じゃない。真犯人のうちの1人は、俺が殺して思い出の場所に隠したと叫んだ。浅沼が名指しした水本優香の事件で、別の3人に目をつけていた刑事の折笠望美は、再び動き出す。一方、中学校に馴染めず、ユーチューバーとして成功を目指している福本宗太は、人気ユーチューバーのにしやんから、遺体探しの企画を持ちかけられる。
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【読書】[オススメ]下村敦史『同姓同名』

登場人物は全員「大山正紀」!!前代未聞のミステリ。16歳の少年が、6歳の少女をめった刺しにして殺害する事件が発生。通常、少年の名前は報道されないが、一部報道で犯人が「大山正紀」であることが流れてしまう。その報道は、同姓同名の「大山正紀」らの運命を変えてしまうことになる。「大山正紀」らは、被害者の会を立ち上げるが…
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【読書】下村敦史『ヴィクトリアン・ホテル』

開業から100年を迎え、改築のためにいったんその歴史に幕を下ろすことになったヴィクトリアン・ホテル。このホテルに、女優や新人作家、スリ、心中を考える夫婦らが集まってくる。彼らが交錯したのちに生まれるものとは。
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【読書】下村敦史『絶声』

父親が死ぬ1時間半前、堂島太平の屋敷で、長女の美智香と後妻の息子・大崎正好が、その時を待ちわびていた。しかし、部屋に入ってきた長男の貴彦が、「父さんが生きている」と言いだした。父・太平は7年前に膵臓がんを患いながら失踪。家庭裁判所による「失踪宣告」によって、死亡が認められる前日、太平のブログに『私はまだ生きている』という記事が更新されたのだった。
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【読書】[オススメ]下村敦史『告白の余白』

 京都の人がみんな腹黒いわけじゃないと言われるかも知れませんが、この作品の見所は、全編にわたって、堂々と伏線が張り巡らされているところにあります。伏線なのに伏せられていないなんて!まさか、あのやりとりも伏線の一部だったなんて…伏線が回収されるとき、驚嘆の嵐に見舞われる。開いた口が塞がらなくなった1冊。きっとあなたは、すでに騙されている。