├ 内田康夫 【読書】内田康夫『皇女の霊柩』 品川の空き地で大学職員の大塚瑞枝が殺害されているのが見つかった。姪の智美から要請を受けた浅見は事件の解明に乗り出すが、訪れた馬籠では半月前に発生した東京に住む会社員・弘田裕子が殺害されていた。馬籠の隣の宿場町、妻籠の女性が東京で殺害され、東京の女性が馬籠で殺害されたことに興味を持った浅見は調べを進めるが、二件の殺人事件に関係する人物たちの共通点は、皇女和宮の棺にあった。 2020.07.01 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『「須磨明石」殺人事件』 大阪の新聞社に務める女性・前田淳子が、いつも通り家を出たきり忽然と姿を消した。淳子の上司に相談を持ちかけられた浅見は明石・須磨へと向かう。浅見は淳子の後輩である崎上由香里と共に淳子の足跡を辿るが、淳子は旗振り山の上で最悪の形で発見される。さらに浅見は、十一年前に須磨区の女子大学生が誘拐された事件が発生していたことを知り、事件との関連性を疑う。 2020.06.29 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『透明な遺書』 『旅と歴史』編集長藤田の旧友清野林太郎(せいのりんたろう)の遺体が福島県喜多方市の山中で発見された。車内に排ガスを引き込んでの自殺だと警察は見るが、娘の翠は絶対に自殺ではないと言い張る。警察が自殺だと判断した根拠の一つに、車内から遺書が見つかったことが挙げられるが、その遺書は中身の無い、ただ「遺書」と書かれ、封がされただけの封筒だった。 2020.06.27 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『朝日殺人事件』 目白にあるホテルの一室で不動産と金融のブローカーを営んでいる島田清二が殺害された。島田は浅見の母・雪江が善光寺詣での帰りの車内で乗り合わせた人物であったが、「アサヒのことをよろしく」と携帯電話で話していたという。 2020.06.25 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『風葬の城』 会津漆器の工房で、漆器職人の平野浩司が毒物によって死亡した。第一発見者となった浅見が捜査に乗り出すも、今度は東京から駆けつける途中の平野の息子・洋一が行方不明になってしまう。 2020.06.23 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『若狭殺人事件』 福井県美浜町で行われた水中綱引き神事の最中、水中を漂う人間の姿が……およそ一年後、東京都高島平の路上で広告代理店に勤める細野久男の死体が見つかる。生前、細野は若狭を舞台にした『死舞』という作品をミステリー同人誌『対角線』に投稿していたが、細野は若狭になど行ったことが無いという。しかも、それとそっくりの作品が『北星文学』という同人誌にも掲載されていた。事件を解く鍵が若狭にあると考えた浅見は、一人若狭へと向かう。 2020.06.21 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『熊野古道殺人事件』 熊野那智から小舟に乗って海に漕ぎ出せば補陀落へ行ける。かつて行われていた補陀落渡海を学生たちが再現しようとしているが、何か良くないことが起こりそうだと、大学教授の松岡が旧友の内田康夫のところに相談に来た。かくして内田と和歌山を目指すことになった浅見だが、松岡の研究室の助手・岳岡の妻・マキが滝尻王子の乳岩で殺害されているのが見つかる。妻が殺害されたにも関わらず、岳岡は補陀落渡海のイベントを決行すると言うのだが… 2020.06.19 ├ 内田康夫
(その他の作家) 【読書】内田康夫『薔薇の殺人』 自宅の留守番をしていた浅見のもとに、親戚の大学生・緒方聡がやって来た。密かに恋いこがれていた女子高生・浜岡文絵の誘拐事件の犯人として疑われているのだという。結局文絵は殺害されているのが見つかるが、文絵は元宝塚女優・鳥越美春と俳優・三神洋の娘だった。浅見は緒方の無実を証明し、事件の捜査に取りかかるが、脅迫状に使われていた「娘」の活字から宝塚歌劇団に行き着いた浅見は、宝塚へと向かう。 2020.06.17 (その他の作家)
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『「紫の女」殺人事件』 熱海にある和菓子屋の一家三人が毒を飲んで倒れているところを発見された。一人生き延びた娘の曾宮一恵(そみやかずえ)は服毒後、幽体離脱をして犯人の男を見たと言う。浅見は一恵から推理小説作家の内田を通じて捜査を依頼される。愛車を駆って熱海へ向かった浅見は呆気なく一恵の幽体離脱の謎を解き明かす。メモに残されていた「浮舟」という言葉に着目した浅見は、一恵と共に宇治へと向かう。 2020.06.15 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『鐘』 夜中の十一時をまわったころ、浅見家が代々檀家世話人を務める聖林寺の鐘が鳴った。一夜明けて住職が鐘を調べたところ、鐘から鐘楼の地面に多量の血液が滴っていた。それから半月ほど経ったある日、隅田川に弓岡正の遺体が浮いているのが見つかった。弓岡の顔には聖林寺の鐘の撞き座の紋様の傷が残されていた。 2020.06.13 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『喪われた道』 浅見は甲州裏街道の取材のため青梅へ向かう途中、絞殺された虚無僧姿の男性・羽田栄三の死体遺棄現場に遭遇する。一週間経っても進まない警察の捜査に不満を持った浅見は、自ら捜査を始めるが、羽田が尺八の名曲『滝落之曲』を吹奏を拒絶していたことに注目する。 2020.06.11 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『博多殺人事件』 博多で行われている学術調査のレポートを書くために発掘作業に加わっていた浅見は、白骨化した遺体を発見する。しばらくは探偵業に手を出したいのを堪えていた浅見だが、兄・陽一郎のところに今中という女性から電話がかかったのを機に、陽一郎からこの事件について調査するよう依頼される。 2020.06.09 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『浅見光彦殺人事件』 「思い出のトランプの本、あれを守って」と言い残して寺沢詩織の母は死亡した。そして、そのトランプの本の謎が解けたかも知れないと電話してきた父・大輔も、その夜に出張先の広島で毒殺された。さらに、福岡へ転勤になった大輔の部下の野木が「柳川で見つけた面白い物を持って上京する」と手紙を寄こしたまま行方不明になってしまう。 2020.06.07 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『鳥取雛送り殺人事件』 朝の新宿の風景を取材に出た浅見は、花園神社で男性の遺体を発見する。殺害されたのは人形メーカー「秀丸」の専務・芦野鷹次郎だった。新宿警察署の古田と警視庁の松山、そして浅見の三人は被害者の頭の下に敷いてあった桟俵に目を付ける。 2020.06.05 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『上野谷中殺人事件』 上野不忍池のに死にある神社で、男性の絞殺死体が発見された。殺害されたのはデベロッパー関連のプランニングを行う和田史男。和田の名刺入れには五人の男性が写った写真が入れられており、その中で唯一アリバイの無かった寺山孝次に疑いの目が向けられる。警察による厳しい取り調べに耐えられなくなった寺山は、内田康夫のところへ助けを求める手紙を寄こす。内田は浅見のところに手紙を丸投げするのだが、浅見はあまり乗り気ではない。そんな中、寺山は首を吊って自殺してしまう。 2020.06.03 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『三州吉良殺人事件』 ひょんなことから浅見は、母・雪江と共に三州へ旅行することになった。しかし、さっそく二日目の朝、殉国七士の墓の前で出会った老人・鹿島道泰が殺害されたとして刑事がやって来る。鹿島の遺体は吉良町の海岸で発見されたが、死体の状況から、断崖から突き落とされたものと見られた。鹿島が伊良湖岬から突き落とされたのではないかと推理した浅見は、伊良湖岬で十時二十四分で針が止まった高級腕時計を発見する。しかし、浅見はその腕時計の持ち主が犯人だとは思えず、一人捜査を続行する。 2020.06.01 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『耳なし芳一からの手紙』 漫画家を目指す池宮果奈は、上京の際に乗った新幹線の中で殺人事件に出くわす。殺害された永野仁一朗の隣には若い女性が乗っており、果奈も疑いをかけられたが、隣の席に座っていた自称「短刀で殺人を犯してきた」男・高山隆伸の証言で解放される。 2020.05.30 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『「紅藍の女」殺人事件』 将来を嘱望される新進ピアニスト・三郷夕鶴は、父・伴太郎の誕生会の日に怪しげな男性から父宛のメモを預かる。そのメモには「はないちもんめ」とだけ書かれていたが、それを見た伴太郎は一瞬眉をひそめた。翌日、伴太郎の親友・甲戸天洞が骨董店の社長室で服毒死しているのが見つかり、甲戸の卓上からは「ふるさともとめて」と書かれたメモが見つかる。札幌公演の帰りに河北町の紅花資料館を訪れた夕鶴は祖父の元で働いていたという横堀という男性に呼び止められ、危険が迫っていることを伝えられる。 2020.05.28 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『平城山を越えた女』 大手出版社に勤める阿部美果が大覚寺で写経をしている途中、娘を探しているという男性・野平隆夫が現れた。成り行きで野平の手伝いをすることになった美果だったが、野平は娘・繁子の消息が途絶えたホテルで呆気なく消息を辿ることを諦めてしまう。そんな矢先、ホトケ谷と呼ばれる谷で女性の腐乱死体が見つかる。行方不明になった野平の娘・繁子ではないかと考えた美果は野平に連絡するが、電話に出たのは大覚寺に現れた野平とは別人だった。 2020.05.25 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『歌枕殺人事件』 朝倉理絵の父・義昭は、「白浪、松山を越ゆ」と書き残し、三年前に末の松山の松の木の根元で毒殺された。浅見家の新春恒例のカルタ会で意気投合した浅見と理絵は「白浪、松山を越ゆ」場所を求めて宮城県へと向かいますが、そこでは十二年前にも歌枕を訪ねる旅をしていた女性・野森恒子が殺害されていた。 2020.05.21 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『御堂筋殺人事件』 御堂筋でのパレードを取材しに来ていた浅見は、繊維メーカー・コスモレイヨンが出展するパレード中のトラックから、コスモレイヨンが開発した新素材・フリージアスロンを纏ったミス・コスモの梅本観華子が転落して死亡するのを目の当たりにする。その後、観華子の体内からは毒物が発見され、他殺として捜査が始まる。事件の翌朝、御堂筋沿いにある南御堂でコスモレイヨンのライバル会社・南堺化学の社員・津野亮二が殺害されているのが見つかる。さらには、フリージアスロンは自分の発明だと主張する南堺化学の元社員・本吉清治が現れて…… 2020.05.19 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『琵琶湖周航殺人歌』 市民団体「琵琶湖の水を守る会」のリーダー格の一人・広岡友雄が自宅で服毒死を遂げた。所轄の横沢部長刑事は、妻・順子が広岡の友人・相川勇志と共謀して犯行に及んだとみて捜査に乗り出す。一方、横沢に目をつけられた相川は、自分と順子の身の潔白を証明して欲しいと浅見に依頼する。また、一人旅を楽しんでいた森史絵は、琵琶湖畔のホテルで夜中に下階で歌われる寂しげな歌を聴くが、二日後、その歌声の主・加賀義雄が堅田の浮御堂で死体になって発見される。観光船の中で知り合いになった浅見と史絵は、琵琶湖を舞台にした殺人劇に挑む。 2020.05.17 ├ 内田康夫