├ 濱嘉之 【読書】濱嘉之『オメガ 警察庁諜報課』 警察内部ですら、その実体をほとんど知られていない組織、警察庁長官官房諜報課。この北京支局に勤める榊冴子は、人民解放軍の配下にある麻薬精製工場の破壊を命じられる。同僚の土田は、同時に麻薬の搬入もとである北朝鮮の施設の破壊を試みるが… 2024.02.08 ├ 濱嘉之
├ 知念実希人 【読書】知念実希人『優しい死神の飼い方』 人間の死後の魂をあの世へ送る手助けをしている死神のレオは、未練を持って死に、地縛霊となって地上に残る魂が多いことを理由に左遷され、犬の体を借りてホスピスで人間の未練を解消する役割を与えられた。戦時中の悲恋や、洋館で起きた殺人事件など、ホスピスで過ごす人間たちの未練を消すため、レオが奮闘する。 2024.02.07 ├ 知念実希人
├ 早坂吝 【読書】早坂吝『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』 しおかぜ市で、両親と娘の一家3人が殺害され、現金5000万円が盗まれる事件が発生した。一方、名探偵の死宮遊歩は、迷路の中の1室で目を覚ました。迷路の中に閉じ込められたのは7人。この中に6件の未解決事件の犯人が含まれており、犯人の部屋の金庫には、それぞれの事件で使用された凶器が収納されているという。残りの6人を殺害し、最後に残った1人のみが迷路から脱出できるというが… 2024.02.04 ├ 早坂吝
└ 中山七里 【読書】中山七里『護られなかった者たちへ』 居住者がいなくなったアパートの一室で、福祉保険事務所に勤める三雲忠勝の死体が見つかった。三雲は両手両足を拘束された上で口を塞がれ、餓死させられていた。さらに、農機具小屋の中で、県議会議員の城之内猛留が同様の手口で殺害されているのが見つかる。三雲も城之内も、善人で、人格者であるという評判が高かった。 2024.02.03 └ 中山七里
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『フロム・ミー・トゥ・ユー』 堀田藍子と紺の異母弟・青が堀田家へやって来た日の話〈東京バンドワゴン〉の主人・勘一が幼馴染みの見舞いに行く話紺と亜美の出逢い…「東京バンドワゴンシリーズ」を飾る面々のエピソード集 2024.02.02 ├ 小路幸也
├ 水原秀策 【読書】水原秀策『サウスポー・キラー』 球界きっての人気球団・オリオールズの2年目左腕・沢村航が、八百長の疑惑をかけられた。沢村は自宅謹慎後、2軍に降格となるが、証拠のない疑惑であったことや、投手の駒不足から、再度1軍へ呼ばれる。しかし、1ヶ月のブランクを経ての1軍での先発試合を前に、球団に再度沢村の八百長を告発するメールが届けられる。 2024.01.30 ├ 水原秀策
├ 濱嘉之 【読書】濱嘉之『警視庁情報官 ゴーストマネー』 日銀によって廃棄されるはずだった1500億円分の古紙幣が、溶解処理されずに姿を消した。さらに、複数のコンビニATMから、約18億円が不正に引き出された。3年にわたる海外研修から帰国した黒田は、新生情報室を任され、さっそくこの2つの事件を担当する。 2024.01.29 ├ 濱嘉之
├ 島本理生 【読書】島本理生『Red』 夫と2歳の娘、義母と家を空けていることが多い義父と暮らしている村主塔子は、友人の結婚式で、20歳の頃不倫をしていた会社役員・鞍田秋彦と再会する。その鞍田から、現在面倒を見ている会社で契約社員として働かないかと誘いを受ける。仕事を始めることに賛成してくれた夫だったが、仕事と育児の合間で、1つまた1つと夫への不満がつのりだす。 2024.01.28 ├ 島本理生
├ 貴志祐介 【読書】貴志祐介『青の炎』 湘南の高校に通う櫛森秀一は、母と妹との3人暮らし。しかし、母が10年前に再婚し、すぐに別れた元継父・曾根隆司が家に転がり込み、酒と博打に溺れる生活を送っていた。このままでは、母や妹の身に危険が迫る。秀一は、曾根を殺害するための完全犯罪を計画する。 2024.01.27 ├ 貴志祐介
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『花咲小路一丁目の髪結いの亭主』 専門学校を出た谷岡せいらは、花咲小路商店街にある理髪店〈バーバーひしおか〉に飛び込みで雇ってもらった。〈バーバーひしおか〉では、奥さんのミミ子が髪を切っていて、旦那さんの凌次郎は店のソファに腰掛けて雑談に耽っている。そんな凌次郎のもとに、借金の形に預かったペンダントを見て欲しいという依頼が舞い込む。 2024.01.25 ├ 小路幸也
├ 秋吉理香子 【読書】秋吉理香子『放課後に死者は戻る』 高校生の小山のぶおは、学校の机に入れられていた手紙で三浦海食崖に呼び出され、崖から突き落とされた。そして、病院で目覚めたとき、のぶおは一緒に落ちた高橋真治の体に乗り移っていた。のぶおを突き落としたのは、クラスの誰か。真治の体を借りたのぶおは、のぶおが通っていた高校に転入し、犯人捜しをはじめる。 2024.01.22 ├ 秋吉理香子
├ 拓未司 【読書】拓未司『禁断のパンダ』 〈ビストロ・コウタ〉のオーナー兼シェフ・柴山幸太は、妻・綾香の友人の結婚式に出席することになった。披露宴が行われるのは、神戸のグルメガイドブックで堂々の1位に君臨する〈キュイジーヌ・ド・デュウ〉。幸太は石国努シェフの味に魅了されてしまう。しかし翌朝、〈キュイジーヌ・ド・デュウ〉と取り引きのある運輸会社の社員・松野庄司の遺体が発見される。 2024.01.21 ├ 拓未司
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『余白の迷路』 定年を過ぎ、図書館通いが日課になった三木忠志が住む公団のアパート近くで、ホームレスの女性が殺害された。女性の名は加納祥子、旧姓仁科祥子。三木の高校時代の同級生だった。しかも、ホームレスとして生活しなければならないような身分ではなく、医師の妻だったことがわかる。図書館で知り合った、学校に通えなくなってしまった女子高生・石元里織との即席54歳差コンビは、事件の真相を調べはじめる。 2024.01.20 ├ 赤川次郎
├ 濱嘉之 【読書】濱嘉之『警視庁公安部・青山望 最恐組織』 東京マラソンに参加していた銀行員が、給水を受けた直後に死亡した。さらに、三社祭でも、暴力団員5人が死亡する。いずれも、致死量の覚醒剤を飲んだことによる急性覚醒剤中毒だった。青山望ら同期カルテットは、チャイニーズマフィア、コリアンマフィア、ロシアンマフィアが絡む犯罪に挑む。 2024.01.19 ├ 濱嘉之
├ 周木律 【読書】周木律『鏡面堂の殺人』 たった1人の家族である兄・司を亡くし、悲嘆に暮れる宮司百合子のもとに、血縁関係上の姉である善知鳥神から電話がかかってきた。呼び出されたのは、森林公園の中にある巨大な建築物〈鏡面堂〉。百合子はある人物による手記を手渡され、ここで26年前に発生した殺人事件の謎を解けと挑まれる。 2024.01.15 ├ 周木律
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『国道食堂 1st season』 小田原市から甲府市へ抜ける裏ルート・国道517号線上にある〈国道食堂〉。どの料理もうまいが、この食堂の名物は、なんといっても店の真ん中に鎮座するプロレスのリング。週末の夜には、そこでプロレスや音楽ライブなどが催されている。この地域に転属された配置薬のルート営業マンである二方将一は、さっそく〈国道食堂〉の常連になる。 2024.01.14 ├ 小路幸也
▼著者 ハ行 【読書】福田和代『侵略者(アグレッサー)』 自衛隊による演習中、突然レーダーに現れた航空機によって、2機の自衛隊機が撃墜されてしまった。撃墜された航空機から脱出したクロウこと深浦紬三等空佐と、カイトこと安田直人一等空尉は、ボートに助け上げられたが、気がつくと船の1室に監禁されていた。 2024.01.13 ▼著者 ハ行
└ 中山七里 【読書】中山七里『翼がなくても』 陸上短距離を走る市ノ瀬沙良は、幼馴染みで隣の家に住む相良泰輔が起こした交通事故により、左脚の膝から下を切断することになってしまう。沙良は所属していた実業団を退職。パラリンピックを目指す道を選択する。そんな矢先、泰輔が自室で何者かに刃物で刺されて殺害される事件が発生する。 2024.01.10 └ 中山七里
├ 伊坂幸太郎 【読書】伊坂幸太郎『ホワイトラビット』 誘拐をビジネスとしているグループの経理を担当している女性が、グループの金を別の口座に移してしまった。女性はどうやら、”オリオオリオ”にそそのかれたらしい。そのグループに属する兎田孝則は、妻を人質に取られて、オリオオリオを見つけ出すように命じられるが、オリオオリオを追いかけて侵入した家に、立てこもることになってしまう。 2024.01.09 ├ 伊坂幸太郎
├ 濱嘉之 【読書】濱嘉之『警視庁情報官 サイバージハード』 秋葉原駅前に設置された銀行ATMのプログラムが不正に書き換えられ、多額の現金が奪われた。ATMのシステムには、上海のサーバーを経てアクセスされていることが突き止められた。欧米のATMでも、同様の事件が発生する。万世橋警察署長の黒田純一は、警察庁長官特命捜査主任官を兼務し、世界規模のサイバーテロに立ち向かう。 2024.01.08 ├ 濱嘉之
├ 島本理生 【読書】島本理生『ファーストラヴ』 テレビ局アナウンサーへの就職にチャレンジしている聖山環菜は、2次面接で失敗したあと、父で画家の聖山那雄人が勤める美術学校へ行き、包丁で刺し殺してしまう。テレビにも出演する臨床心理士の真壁由紀は、環菜のことを本にしないかと持ちかけられる。さらに、環菜の国選弁護人として、由紀の義弟・庵野迦葉が弁護を担当することになる。 2024.01.07 ├ 島本理生
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『花咲小路三丁目北角のすばるちゃん』 高校を卒業した麦屋すばるは、父が遺した花咲小路商店街にある駐車場を受け継いだ。父は亡くなってしまったが、駐車場の看板代わり、事務所兼居住空間の赤いシトロエンのバンに魂が乗り移っていて、ラジオを通して話し合うことができる。トランクに人を乗せた車が駐められたり、母親がパチンコに行っている間に子供が駐車場に帰ってきてしまったり…新人経営者は今日も大忙し。 2024.01.06 ├ 小路幸也
▼著者 サ行 【読書】雫井脩介『検察側の罪人』 蒲田で老夫婦が殺害される事件が発生した。殺害された男性は、競馬仲間らに金を貸しており、その中に23年前に発生し、時効となった少女殺害事件の重要参考人・松倉重生が含まれていた。少女の両親が管理人を務めていた寮に学生時代住んでいた検察官の最上毅は、松倉を今度こそ法の下で罰するため、執拗に責め立てる。 2024.01.05 ▼著者 サ行
├ 秋吉理香子 【読書】秋吉理香子『暗黒女子』 聖母女子高等学院文学サークルを復活させ、会長に就いた白石いつみが、新館校舎テラスから転落して死亡した。いつみの手には、スズランの花が握られていた。いつみの死後に開かれた定例会では、闇鍋を食べながら、会員が1人ずついつみの死をテーマにして執筆した短編小説を朗読していくことになった。 2024.01.03 ├ 秋吉理香子