├ アガサ・クリスティー 【新刊】[特装版]『そして誰もいなくなった』 6/30、早川書店より、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』が、特装版になって発売されました。ミステリの女王の最高傑作が、ファン垂涎の仕掛けのついた豪華な函入り本として登場。 2025.06.30 ├ アガサ・クリスティー
▼著者 サ行 【読書】白井智之『名探偵のいけにえ 人民協会殺人事件』 教父は千人弱の信者とともに集団自殺する道を選んだ。新興宗教〈人民協会〉の教父ジム・ジョーデンは、信者を連れてアメリカを飛び出し、南米の密林を切り開いた"ジョーデンタウン"を造り上げた。その〈人民協会〉を調査するために、4名の調査団が結成されたが、調査団のメンバーが次々と不可解な状況で殺害される。これは神罰なのか? 2025.06.28 ▼著者 サ行
├ 望月麻衣 【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ17 見習いキュレーターの健闘と迷いの森/後編』 円生の展覧会をキュレーターとしてプロデュースすることになった真城葵は、いよいよ具体的に動き出す。その中で、切子ガラスを現代的のアートとして継承しようとしている「神戸切子」とのコラボレーションを思いつくが、打合せにやってきたデザイナーは、円生が弟同然に可愛がっていた人物だった。その円生には、足を洗った贋作作りを依頼する人物が…円生の展覧会は無事開催にこぎ着けられるのか? 2025.06.27 ├ 望月麻衣
├ 望月麻衣 【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ16 見習いキュレーターの健闘と迷いの森/前編』 ニューヨークで世界の第一線として活躍しているキュレーター、サリーにその才能を認められた真城葵。初めて1人で手がける展覧会は、元贋作師で画家の円生の個展に決まったが、アイデアが浮かばず悶々とする日々。そんな葵を、友人の香織が大学のサークル「京もっと」に誘う。一方、葵の恋人で、骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴のもとに、探偵の小松経由で浮気調査の依頼が入る。 2025.06.26 ├ 望月麻衣
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『盗まれた時を求めて』 寄宿制学校〈星の教室〉の生徒・唐沢ゆかりは、時々学校を抜け出して、大人に迷惑をかけるのを楽しみ(?)にしている。いつものようにゆかりが学校を抜け出して駅へ行ったところ、〈星の教室〉の〈M商会〉の社長・南田秋子の命を救うことになる。ゆかりは秋子の養子となり、学校に通いつつ経営者としての教育を受けることになる。 2025.06.25 ├ 赤川次郎
└ 近藤史恵 【読書】近藤史恵『マカロンはマカロン』 シェフ2人、ソムリエ1人、ギャルソン1人で営業する〈ビストロ・パ・マル〉。三舟シェフが創り出す料理に舌鼓を打つためにきた客で、今日も店内は賑わっているが、その中には、人知れぬ悩みを抱えた客が混じっている。コウノトリの模様が描かれた陶器の鍋の使い方がわからない客、店では出していないブルーベリーのタルトを食べたという客…シェフの三舟が、小さなヒントを頼りに謎を解いていく。 2025.06.23 └ 近藤史恵
├ 石持浅海 【読書】石持浅海『殺し屋、やってます。』 深夜に水筒を洗うために公園へ行く保育士、独身で同居人もいないのに紙おむつを買う男…経営コンサルタントの傍ら、副業として殺し屋をしている富澤充への依頼は変わり種ばかり。標的だけでなく、母親が付き添ってくる依頼人や、吸血鬼に噛まれたかのような痕をつけて殺害して欲しいと注文をつけてくるなど、依頼人の方も変わっている。感情に押し流されないように、標的のことや依頼の動機を考えないようにしている富澤だが… 2025.06.21 ├ 石持浅海
└ 米澤穂信 【新刊】[文庫化]米澤穂信『栞と噓の季節』 6/20、集英社文庫より、米澤穂信さんの『栞と嘘の季節』が、文庫化されて発売されました。図書委員の堀川次郎がカウンターで返却された本の間に忘れ物がないか確認していたところ、押し花をラミネート加工した栞が挟まれていた。その花を見て、同じく図書委員の松倉詩門は、トリカブトの花であることに気づく。「図書委員シリーズ」第2弾! 2025.06.20 └ 米澤穂信
├ 浅倉秋成 【読書】浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』 「残念ながら今年度の採用枠は「1つ」にすべきという判断が下りました」IT企業スピアリンクスの最終選考に残った6人の学生たちの間に激震が走る。飛ぶ鳥を落とす勢いのSNS『スピラ』を運営するスピラリンクスが、新卒総合職の採用を開始。若干名の採用枠に5千人以上の応募が殺到。その中から最終選考に残った6人によるグループディスカッションの内容いかんでは、全員に内定を出すという説明を受け、準備を進めている最中の一報だった。 2025.06.19 ├ 浅倉秋成
└ 方丈貴恵 【読書】方丈貴恵『少女には向かない完全犯罪』 少女は力いっぱい手斧を私の胸へと振り下ろした――。「完全犯罪請負人」として、依頼を受けて完全犯罪を行ってきた黒羽烏由宇が目を覚ますと、人工呼吸器が繋がれた烏由宇の顔が目の前にあった。4ヶ月前、烏由宇はビルの屋上から突き落とされ、かろうじて一命をとりとめていたが、今朝起こした心臓発作の影響で、幽霊になってしまっていた… 2025.06.18 └ 方丈貴恵
├ 三日市零 【読書】三日市零『復讐は感傷的に』 ランドセルをひっくり返すと、バサバサッと音を立て、帯封のない万札が辺りに散らばる――。弁護士事務所から独立し、”裏メニュー”として合法的復讐を行う探偵事務所を立ち上げたエリスの前に現れたのは、交通事故被害者遺族の佐藤楓だった。楓は、事故の加害者で5人を死傷させながらも、執行猶予つきの判決をうけた磯田孝之助への復讐を依頼してきた。 2025.06.16 ├ 三日市零
└ 東野圭吾 【新刊】[新装版]東野圭吾『学生街の殺人』 6/13、講談社文庫より、東野圭吾さんの『学生街の殺人』が、新装版になって発売されました。大学を卒業したあと、喫茶店でアルバイトをする津村光平。喫茶店の3階のビリヤード場で働く松木が殺害される。さらに、光平の彼女・広美も密室のエレベーターの中で殺害されてしまう。 2025.06.13 └ 東野圭吾
└ 中山七里 【新刊】[文庫化]中山七里『能面検事の死闘』 6/11、光文社文庫より、中山七里さんの『能面検事の死闘』が、文庫化されて発売されました。大阪地検で郵便物が爆発。事件の被疑者は、数日前に発生した無差別殺人事件の犯人の釈放を要求する。何があっても表情を変えない能面検事こと不破俊太郎は、連続爆破事件を止めることができるのか? 2025.06.11 └ 中山七里
├ 赤川次郎 【新刊】[文庫化]赤川次郎『花嫁純愛録』 6/6、実業之日本社文庫より、赤川次郎さんの『花嫁純愛録』が、文庫化されて発売されました。警視庁捜査一課の警部・小堀有里が結婚することになった。しかし、同じホテルで容疑者の岩下登も結婚式を挙げる予定に。有里は自分の披露宴をほったらかしにして岩下の確保に向かうが、岩下は姿をくらましたあとだった。 2025.06.07 ├ 赤川次郎
└ 近藤史恵 【読書】近藤史恵『モップの精は旅に出る』 オシャレでキュートな女の子・キリコが選んだの職業は清掃員。部屋中が綺麗になっていくのが好きらしい。今日も英会話教室やコワーキングスペースなどの掃除に精を出す。しかし、そんなキリコのもとに不幸の連絡が舞い込む。故人から誤解を受けていたことを知ったキリコは精神的にショックを受け、仕事を休んで部屋に閉じこもる。そして、旅に出ることを選択する。 2025.06.02 └ 近藤史恵
├ 横山秀夫 【読書】横山秀夫『半落ち』 「女房を殺しました」W県警教養課次席の梶警部が自首してきたことで、警察内に激震が走る。梶は、痴呆症が悪化した妻を不憫に思い、扼殺したのだという。しかし、妻を殺害してから自首するまでの2日間に、どこで何をしていたのかについては一切話そうとしない。「死に場所を探して彷徨い歩いていた」という調書が作られ、梶は秘密を抱いたまま、司法の手に自らを委ねる。 2025.05.31 ├ 横山秀夫
├ 伊坂幸太郎 【新刊】伊坂幸太郎『パズルと天気』 5/30、PHP研究所より、伊坂幸太郎さんの『パズルと天気』が発売されました。伊坂幸太郎さんの作家デビュー25周年を記念する短編集。マッチングアプリでしか出会えない名探偵、天気のことばかり話す男、犬たちの逆襲… 2025.05.30 ├ 伊坂幸太郎
├ 柚月裕子 【読書】柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』 弁護士資格を剥奪され、法曹界から追い出された上水流涼子は、東大卒でIQ140、実務もこなせる貴山伸彦を助手として雇い、公にできない揉め事を解決する〈上水流エージェンシー〉を立ち上げる。未来が見えるという男、賭け将棋で突如連勝しはじめた男、かつて涼子を法曹界から追い出した男、野球賭博で不当な利益を得ている男らを、涼子と貴山の2人が斬る。 2025.05.29 ├ 柚月裕子
├ 赤川次郎 【新刊】赤川次郎『三毛猫ホームズと甘い誘惑』 5/28、カッパ・ノベルスより、赤川次郎さんの『三毛猫ホームズと甘い誘惑』が発売されました。会社員・尾形秀明がこっそりとケーキを食べてから帰宅すると、妻が自宅で射殺されていた。さらに、別々のホテルで殺害された男性は、なぜか子供用のスカートをはいていた。捜査を進めると、〈甘党同盟〉なる謎の組織が見え隠れしてくる。 2025.05.28 ├ 赤川次郎
├ 藤崎翔 【読書】藤崎翔『逆転美人』 「美人は得だ」というのは本当なのでしょうか?私の半生は「美人は得だ」というイメージとは逆転した、様々な苦労を強いられたものでした。ついには事件に巻き込まれ、『被害者の美人母子 美しすぎるのは不幸か』といった見出しが週刊誌やスポーツ新聞を賑わせることになってしまいました。真実を公にし、あらぬ誤解を解くために、私は手記を書くオファーを受けることにしました。 2025.05.27 ├ 藤崎翔
▼著者 ア行 【読書】衣刀信吾『午前零時の評議室』 評議の制限時刻は午前零時。その時間までに評議を終えなかったり、間違った場合は、この部屋は自動的に爆破されます――。嵐の夜、裁判官の元邑によって集められたのは、13年前に裁判員裁判によって誤って無罪になった事件に関わった人物たち。元邑は彼らに、近々行われる裁判員裁判の被告人が有罪か無罪かを評議せよと迫る。 2025.05.26 ▼著者 ア行
└ 中山七里 【新刊】中山七里『武闘刑事』 5/22、PHP研究所より、中山七里さんの『武闘刑事』が発売されました。今度の”敵”は在日米軍!母娘銃殺事件の容疑者は在日米軍の曹長。米軍からの圧力や自衛隊の介入によって捜査は暗礁に…千葉県警捜査一課の高頭冴子は、真実に辿り着くことができるのか?「高頭冴子シリーズ」第3弾!! 2025.05.22 └ 中山七里(その他の作家)
▼著者 カ行 【読書】櫛木理宇『死刑にいたる病』 大学生の筧井雅也のもとに届いた手紙は、シリアルキラー(連続殺人鬼)からのものだった!雅也が小学校高学年から中学生の頃に通ったベーカリーの店主・榛村大和は、24の殺人の罪で逮捕され、そのうち9件で立件されて1審で死刑判決を受けていた。しかし、その9件の中の1件は自らが犯した殺人ではないとして控訴していた。榛村は、その1件について調べて欲しいと雅也に依頼してきたのだった。 2025.05.21 ▼著者 カ行
├ 石持浅海 【読書】石持浅海『わたしたちが少女と呼ばれていた頃』 『扉は閉ざされたまま』で探偵役として鮮烈なデビューを飾った碓氷優佳。今回の作品は、「碓氷優佳シリーズ」の4作目にして、前日譚とも言える連作短編集。中高一貫の高校に編入した優佳は、友人やクラスメイトたちに関する謎や誤解を、ちょっとした言動をもとに解き明かしていく。 2025.05.20 ├ 石持浅海