ミステリー

├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『オリエンド鈍行殺人事件』

佐鰭田(さびれた)駅、雛尾田(ひなびた)駅、土井中(どいなか)駅、照尾茂姉(てれびもねえ)駅、羅塩茂姉(らじおもねえ)駅…折田駅と遠藤駅を結ぶローカル線、通称〈オリエンド鈍行〉の車内で殺人事件が発生した。死亡した猪島剛以外の乗客は7人。乗客たちは犯人探しをはじめるが…
├ 湊かなえ

【新刊】[文庫化]湊かなえ『人間標本』

11/21、角川文庫より、湊かなえさんの『人間標本』が、文庫化されて発売されました。「人間の標本を作りたい」生物学者の榊史朗の父で画家の榊一朗は、勲章を授与された際のパーティーのスピーチでそう発言し、勲章を返還させられた。「人間の標本を作りたい」その思いに駆られた史朗は、実の息子を含む6人の少年の標本を制作する。
├ 下村敦史

【新刊】下村敦史『暗闇法廷』

11/19、双葉社から、下村敦史さんの『暗闇法廷』が発売されました。後天的な障害を抱える人を支援するNPOの施設長が殺害された。容疑者は全盲の美波優月。検察側証人は耳が聞こえず、弁護側証人は喋れない少女。弁護士の竜ケ崎は、事件の真相を明らかにすることができるのか?
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三世代探偵団 愛と哀しみへの逃走』

生きていれば……夕刻の宝石店に強盗が入った。犯人の1人、小堀克久は脅すために持っていた拳銃を発砲してしまい、警備員を殺害してしまう。なんとかその場から逃げることに成功した克久に、今度は暗殺の仕事の依頼が入る。克久と一緒に暮らしていた木田マリエは、警察に追われる克久と遭遇し、一緒に逃走することになってしまう。
├ ジェフリー・アーチャー

【読書】ジェフリー・アーチャー『消えた王冠は誰の手に ロンドン警視庁王室警護本部』

普段は宝物館に収容されており、女王が国会でスピーチするときのみ持ち出される王冠が狙われた。賓客と同様の警護体制が敷かれた王冠を、どのようにして盗み出そうというのか?ロンドン警視庁の警視正に昇進したウィリアム・ウォーウィックと美術品窃盗詐欺師マイルズ・フォークナーの知恵比べがはじまる。
├ 内田康夫

【新刊】[決定版]内田康夫『城崎殺人事件』

11/11、徳間文庫より、内田康夫さんの『城崎殺人事件』が、決定版になって発売されました。母・雪江のお供で兵庫の城崎温泉を訪れた浅見光彦は、幽霊ビルでの3人目の犠牲者に遭遇する。自作解説、浅見光彦ミステリー紀行の当該作エッセイ、山前譲氏の解説を収録した決定版!
├ 宮島未奈

【読書】宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』

中2の夏休みを8月末閉店予定の西武大津店に捧げる。M-1グランプリに出る。高校入学から卒業までに髪がどれだけ伸びるか調べるために丸坊主で入学式に現れる…成瀬あかりが宣言し、行動することはいつも友人の島崎みゆきの想像を超えている。2024年『本屋大賞』受賞作!
└ 中山七里

【新刊】中山七里『とどけチャイコフスキー』

11/7、宝島社より、中山七里さんの『とどけチャイコフスキー』が発売されました。モスクワ音楽院で、「他国の音楽は不要」と主張する学部長が密室で殺害される。海外巡業中のピアニスト・岬洋介だけが事件の真相に辿り着く。「岬洋介シリーズ」第10弾!
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『放課後ミステリクラブ8 かべをすりぬけるサンタクロース事件』

11/4、ライツ社より、知念実希人さんの『放課後ミステリクラブ8 かべをすりぬけるサンタクロース事件』が発売されました。殺人はないけどトリックは本格的。知念実希人さんが本気で書いた「子どもたちが人生で初めて読むミステリ小説」第8弾!
├ 知念実希人

【読書】知念実希人『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』

「途中でいつでもこのファイルを読むのをやめることは可能である」精神科医の上原香澄は、男女11人を殺害した八重樫信也の精神鑑定を担当した。八重樫は強い被害妄想に囚われており、「無数の『ドウメキの瞳』が俺をずっと見ている」と訴え続けていた。『ドウメキの瞳』とはいったい何なのか?
├ 浅倉秋成

【読書】浅倉秋成『失恋の準備をお願いします』

「私、本当は、魔法使いなの」大学進学を前に、同じ予備校に通う日輪に告白された満作千代子は、遠距離恋愛になるのを嫌い、交際を断ろうとするが、押しに弱い千代子は毎回日輪に言い負かされてしまう。自宅に遊びに来ていた近所の幼稚園児が視ていたテレビに着想を得た千代子は、自分が魔法使いだと言って交際を断ろうとする。
├ 長江俊和

【読書】長江俊和『掲載禁止 撮影現場』

「私がこの映画で表現したいのは、果てなき絶望だ……」役者を辞める決心がつかないままずるずると年齢を重ねてしまった飯島和人は、世界的な映画監督・アザマコレヤの映画に出演することになった。出演者たちは無人島に1ヶ月滞在し、体当たりの演技で撮影に挑むが…
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『モノマネ芸人、死体を埋める』

目の前に、女の死体が転がっている――。記録にも記憶にも残る大投手・竹下竜司のモノマネ芸人・マネ下竜司こと関野浩樹は、竹下から呼び出され、竹下が殺害してしまった女性の死体を遺棄することになってしまう。関野のモノマネレパートリーは竹下しかないため、どうしても竹下が逮捕されるのを避けたいがためだったのだが…
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『マスカレード・ライフ』

殺人事件の重要参考人がやって来る!推理小説新人賞の選考会がホテル・コルテシア東京で開催されることになったが、最終候補の1人が2年前に発生した殺人事件の重要参考人だという。警察を辞め、ホテルの保安課長になった新田浩介は、ホテルのお客様に迷惑がかからない形で警察の捜査に協力する。
├ 伊坂幸太郎

【新刊】伊坂幸太郎『さよならジャバウォック』

10/22、双葉社より、伊坂幸太郎さんの『さよならジャバウォック』が発売されました。DVに苦しんだ量子は、ついに夫を殺害してしまう。そこに、サークルの後輩・桂凍朗が訪ねてくる…デビュー25周年を迎えた著者による長編ミステリー。
├ 乾くるみ

【読書】乾くるみ『カラット探偵事務所の事件簿3』

探偵小説好きが高じて、謎解き専門の探偵事務所を開いた古屋健三。その助手である俺・井上は、月に数回しかやってこない依頼を待つために今日も事務所で待機する。先祖の墓に花を供えていく謎の人物、円満離婚した元妻が留守中に持ちだしたもの…どんな謎もカラッと解決します!
├ 知念実希人

【読書】知念実希人『祈りのカルテ 再会のセラピー』

「面白い経験ってどんなものですか? ぜひ聞きたいです」医師の諏訪野良太は、学会で再会した医学生時代の親友・小鳥遊優とその後輩・鴻ノ池舞とともにガード下の焼き鳥屋で飲んでいたところ、舞から研修医時代の思い出を尋ねられた。良太は忘れようのない3つのエピソードを披露する。
├ アガサ・クリスティー

【読書】アガサ・クリスティー『招かれざる客〔小説版〕』

アガサ・クリスティーの戯曲『招かれざる客』を、チャールズ・オズボーンが小説化!霧に包まれた邸宅を、車を脱輪させて立ち往生した男性が訪ねたところ、車椅子の男性が頭を打ち抜かれて死亡していた。同じ部屋には、男の妻が拳銃を持って立っていたが…
▼著者 タ行

【読書】土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から』

売れ残りのパンがもらえるからと、パン屋でアルバイトをはじめた大学生の市倉小春。友人の由貴子が推しの俳優が出演する舞台のライブビューイングをドタキャンしたのはなぜか?カフェスペースでパンを食べていた女子高生がコーヒーをこぼしたのはなぜか?30年ほど前、ご主人が買ってきてくれたカレーパンを売っているお店はどこか?日常の謎を小春が解き明かす。
├ 一色さゆり

【読書】一色さゆり『ロゼッタストーンの暗号 コンサバターVI』

ルーヴル美術館での任務を終えた糸川春香とケント・スギモトは、大英博物館に呼び戻される。春香は専門の紙製の文化財の修復作業を、スギモトは大英帝国時代の”略奪品”返還部門に配属される。プロジェクトのチーム長として、民間からアンジェラを任用するが、彼女に脅迫メールが届くようになる。
└ 中山七里

【読書】中山七里『作家刑事毒島の嘲笑』

保守系出版社〈改新社〉の社屋が放火に遭い、〈急進革マル派〉を名乗る組織が犯行声明を出した。警視庁公安一課の淡海は、元刑事で刑事技能指導者かつ小説家の毒島真理と行動を共にすることになる。毒島の舌には毒があるが、刑事としては優秀。あっという間に容疑者を絞り込み、犯人を挙げてみせるが、〈急進革マル派〉の一員ではなかった。
├ 柚月裕子

【新刊】[文庫化]柚月裕子『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』

10/15、講談社文庫より、柚月裕子さんの『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』が、文庫化されて発売されました。弁護士資格を剥奪され、法曹界から追い出された上水流涼子は、殺しと傷害以外であればなんでも引き受ける上水流エージェンシーを立ち上げた。東大卒でIQ 140の貴山伸彦を助手に、涼子は今日も公にできない揉め事を解決する。
└ 森博嗣

【新刊】[文庫化]森博嗣『ω城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case』

10/15、講談社文庫より、森博嗣さんの『ω城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case』が、文庫化されて発売されます。孤島にそびえるオメガ城に、7人の男女が集められた。物理学者、数学者、心理学者、医者、画家、記者、そして研究者のサイカワ・ソウヘイ。晩餐の後、4部屋の客室で死体が見つかるという異常事態が…
├ 坂木司

【読書】坂木司『アンと幸福』

梅本杏子がアルバイトをしている和菓子屋〈みつ屋〉東京デパート店の椿店長が、新しく銀座にできた旗艦店の店長として異動し、代わりに藤代店長がやって来た。初日から自分のカラーを出してきた藤代だが、杏子の接客中に横入りをしてきて別の商品を勧めるというクセがあった。藤代の考えがわからず、戸惑う杏子だが――。