ブラック・ショーマンシリーズ

└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

「やりましたね。本物です」恵比寿にある隠れ家的なバー『TRAPHAND』のマスター・神尾武史は陣内美菜に向かってにやりと笑った。美菜の夢は玉の輿に乗ること。年収は2000万円以上、年齢差は15歳以内というのが条件で、これはと思う男性が現れると、人を見る目が確かな神尾に見極めを依頼していた。