
【読書】秋吉理香子『眠れる美女』
前身の〈東京グランド・バレエ団〉から〈東京スペリオール・バレエ団〉に体制を変更しての旗揚げ公演で、『眠れる森の美女』を演じることになった。しかし、〈東京スペリオール・バレエ団〉に所属するダンサーだけではスポンサーや客を呼べないとして、銀行の担当者・野崎が、世界的バレリーナだったシルヴィア・ミハイロワを演出家に、ユリカ・アサヒナをプリマドンナとしてつれてきた。しかし、ユリカはわがままで、遅刻早退は当たり前。だんだんとメンバーの士気が低下していく。さらに、カラボスを名乗る人物から脅迫状が届く。