▼著者 サ行 【読書】杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』 藤阪燈真は、ベストセラー作家の宮内彰吾と愛人の間に生まれた子供。母を亡くしたあと、書店でアルバイトをしながら生活していたが、宮内死去のニュースが飛び込んできた。燈真は認知されていないため、葬儀に出席しなかったが、後日異母兄の松方朋晃から電話がかかってくる。『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしいが、何か知らないかと。燈真はバイトの傍ら、宮内の遺稿探しをはじめる。 2024.05.04 ▼著者 サ行