赤川次郎

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【読書】赤川次郎『幽霊はテニスがお好き』

大学のテニス同好会に所属する吾妻さと子は、夏合宿のために宿の下見で矢車荘を訪れた。霊感の強いさと子は、そこで白いテニスウェアに身を包んだ幽霊と遭遇。幽霊は同じ大学のテニス同好会の先輩で、合宿中に何者かに殺害されたという。さと子は、幽霊から自分を殺した犯人を見付けてほしいと頼まれるが…
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【読書】赤川次郎『眠りを殺した少女』

小西智子は同じ学園の大学教授・片倉道雄を殺害した。部屋に誘い込まれ、襲われた弾みの出来事だった。姉の聡子は、友人の小野由布子と一緒に片倉を殺害した犯人捜しをはじめる。しかし、片倉の影で助教授止まりになっている山神に疑いの目を向けたとき、山神の妻が自殺してしまう。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼はお見合日和』

神代エリカは、父フォン・クロロックの取引先の社長の息子・国井智春とお見合をすることに。しかし、国井には北川あずさという恋人がいた。しかも、パソコン通信でしかやりとりをしたことのない〈みすず〉からは、「私を裏切ったことを、後悔させてやる」と言われ…
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【読書】赤川次郎『黒鍵は恋してる』

高校1年生の米田あかねが住むマンションの上階に、根津真音が引っ越してきた。同級生の真音はピアニストを目指しているが、人と少しズレたところがあるので、あだ名は「黒鍵」、半音ズレているという意味だ。あかねが住むマンションの向かいにもマンションが建っているが、同じ8階の部屋で女性が殺され、あかねは長髪の男性を目撃してしまう。しかも、その部屋の持ち主は、ロック歌手の風丈一朗だった。
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズのびっくり箱』

箱が人を殺した?警視庁捜査一課の片山義太郎刑事は、課長の栗原に言われて「未解決事件、20周年記念パーティ」に出席した。そこで箱が夫を殺した謎を解いて欲しいと、桐永治子に依頼される。
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【読書】赤川次郎『屋根裏の少女』

木崎初と紘子は、両親がやっとの思いで手に入れた中古住宅に引っ越してきた。しかし、夜な夜な少女の幽霊が出てきて、ピアノを弾いたり一緒にジュースを飲んだりする。初が同級生の小中あかねと一緒に地区の老人に話を訊いたところ、この家では少女が家族5人を惨殺するという事件が起きていた。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼は殺し屋修業中』

神代エリカの友人・橋口みどりに彼氏ができた!しかし、みどりが忘れ物を取りに戻ってみると銃声が。とっさにベンチの後ろに隠れたが、公園に入ってきて拳銃を上着の下にしまったのは、緑の彼氏・矢代啓介だった。
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの運動会』

警察の運動会の日、護送中の凶悪犯・山口が逃走した。山口は逮捕のとき、高熱を出していた妻を病院に連れて行かなかった吉田警部のことを恨んでいた。片山らが警戒する中、吉田警部の部下・大町が殺害されてしまう。
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【読書】赤川次郎『幽霊認証局』

警視庁捜査一課警部の宇野喬一と大学生の永井夕子が温泉街の駅に降り立つと、「千の目の町へようこそ」のパネルが。町長の弓削が、娘が誘拐されたのを教訓に、街中に防犯カメラを設置したらしい。しかし、事実は誘拐ではなく駆け落ちで、死んだはずの相手の男性・尾形が町に戻ってきたと関係者が騒ぎはじめる。
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【読書】赤川次郎『暗黒街の吸血鬼』

年老いたギャング〈ダル〉の前に現れたのは、かつて爆弾で殺害したはずの仲間〈風〉だった。〈風〉は裏切られた仲間への復讐を予告して娘と立ち去った。駅で警戒に当たっていたギャングたちの前に現れたのは、出張帰りのフォン・クロロックとエリカ親子。〈風〉と間違えられたことから、2人は厄介な事件に巻き込まれていく。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼は世紀末に翔ぶ』

かつてヨーロッパの城に存在したという、「バラの間」。そのバラの間に案内されて非業の死を遂げた東野恒一の妹・ひかりは、日本に東ヨーロッパ風の城を建て、フォン・クロロックを招待した。クロロックの不思議な力を頼ってのことだというのだが…一方、ホームレスの右腕がもぎ取られるという事件が発生する。クロロックは無事事件を解決できるのか?
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【読書】赤川次郎『たそがれの侵入者』

泥棒の久米明日香は高級老人ホーム〈いこいの園〉に住む野々山あすかをひょんなことで知る。次なる仕事先を〈いこいの園〉に定めた久米だったが、セキュリティが厳しく断念するが、久米とあすかは、あすかの息子の恋人絡みのもめ事をきっかけに顔なじみになる。
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【読書】赤川次郎『あの角を曲がって』

女子大生の松本涼子は妻子ある男性・内島と恋愛関係にあった。その涼子のボーイフレンド・田辺の父が経営していた会社が倒産し、田辺は大学をやめることになった。涼子は内島に頼んで田辺に仕事を紹介してもらう。内島は妻の通江が留守の間に涼子を家に呼ぶ計画を立てるが、通江に嘘がばれ、泥沼の三角関係に発展していく。
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【読書】赤川次郎『明日に手紙を』

K電機が販売する洗濯機に不具合があり、女性が感電死した。K電機の社長・片岡弥介は、被害者遺族の平田敬らに譲歩する姿勢を見せ、不具合が起きた洗濯機を別の洗濯機と交換する姿勢を打ち出した。しかし、そんな最中、弥介は階段で転倒し、職務不能に。代わりに社長の座に着いた息子の英俊は強硬姿勢を取り、平田との係争は裁判所で、洗濯機の交換も取りやめると発表した。さらに、平田ら被害者側を突き崩すための裏工作も行われた。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼と怪猫殿』

加瀬グループの総帥・加瀬竜広と結婚の約束を交わしていた野添悠子は、竜広の娘・八重子と息子・浩樹に加瀬グループが建築中のビルに呼び出され、愛猫のタマとともにコンクリート漬けにされてしまった。2年後、ビルの完成披露パーティが開かれ、取引先の社長であるフォン・クロロックも招待された。しかし、ビルの壁に猫型の染みができたり、八重子の夫・久田が喉を切り裂かれて殺害されるなど、不可解な出来事が発生する。
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【読書】赤川次郎『影に恋して』

矢部克美はウィーンの両親のもとに3ヶ月旅行する友人・野田玲子のマンションの留守番をすることになった。ついでに、令子のもとに来ていた招待状を使ってパーティーに参加したまでは良かったが、見事に壁の花になってしまった。そんな克美に声をかけてきたのは、大学で演劇作家をしている坂田法夫だった。坂田のガールフレンド・市原ミナはご機嫌斜め。兄の正也を誘惑して、野田家に嵐を呼び起こす。坂田に恋をした克美だったが、玲子のマンションに住んでいる俳優・宮川隆二の存在が大きくなっていく。
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【読書】赤川次郎『失われた少女』

四年前、妻を殺害した容疑をかけられた作家の伊波伸二は、不起訴になったあと、人知れず山奥の別荘に越して、静かな生活を送っていた。しかし、近所の別荘で大量の血痕が発見され、伊波の別荘には名前も身元も忘れたという少女が現れた。少女との奇妙な生活を送っていたところ、伊波が不起訴になる決め手となった証言をした当時の愛人、小池律子がやってくるという連絡が。時を同じくして、別荘地周辺に雪男のような大男が出没し、次々と人を殺害していく事件が発生する。
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【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの〈卒業〉』

「やめろ! その結婚はやめろ! そいつと結婚しちゃいかん!」片山義太郎と晴美が出席した結婚式で、映画〈卒業〉さながらの光景が繰り広げられた。新郎は片山の友人・山田裕介。新婦の落合みゆきは、その乱入者と一緒に式場から走り去ってしまった。しかし翌日、みゆきはウエディングドレス姿のまま、刺殺体となって発見される。
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【読書】赤川次郎『青きドナウの吸血鬼』

吸血鬼のフォン・クロロックは、仕事でヨーロッパへ行くことになった。しかし、荷造りを頼まれた妻の涼子は、何を勘違いしたのか自分の服などをスーツケースに詰め始める。自分だけがヨーロッパへ行くとなると、何が起きるかわからないと恐れたクロロックは、仕事のパートナーである永井恭子にヨーロッパ行きの断念を告げる。
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【読書】赤川次郎『サンタクロースの嘆き』

春田純弥の念願叶って購入した中古の別荘。そこで中学生のしのぶと小学生の賢一の2人が留守番することになった。しかし、その晩、1階の窓ガラスを破って侵入してきた男が!階段を上りきったところに潜んでいたしのぶが思いきり突き飛ばしたまでは良かったが、男は死んでしまっていた。その手には、おもちゃが入った白い大きな袋が。彼は季節外れのサンタクロースなのか?
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【読書】赤川次郎『保健室の貴婦人』

水上碧は保健室の常連になってしまった高校生。今日も授業中に頭が痛くなり、保健室へ行こうとしたら、保健室が閉鎖になったと言われてしまった。それでも教室を抜け出し、保健室の前に行くと、1人の女性が現れた。新しい保健の先生だという。
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【読書】赤川次郎『吸血鬼と死の花嫁』

神代エリカと大月千代子と橋口みどりの3人は、ホテルのブライダル・ショーで、サクラのアルバイトをすることに。ショーの目玉であるファッションショーが終わったとき、5人のモデルたちが「魔女万歳!」「地獄を見よ!」と叫びながら、毒ガスが入った発煙筒を投げはじめた。エリカが会場の扉を開けたため難を逃れたが、本来のモデル5人と、モデルに化けた5人が死ぬ惨事になってしまった。
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【読書】赤川次郎『霧の夜にご用心』

切り裂きジャックに憧れる平田正也は、黒ずくめの衣装を用意し、ナイフを砥ぎながら、犯行にうってつけな霧の夜を待ちわびていた。そして訪れた霧の夜、平田は会社の顧問会議で醜態をさらした桜田に標的を絞る。桜田との距離を詰めようとしたその時、闇の中から現れた女性に誘われ、桜田は路地の中へ…女が立ち去ったあと、路地を覗き込むと、桜田が殺害されていた。
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【読書】赤川次郎『晴れ、ときどき殺人』

北里財閥の当主浪子が、19歳の一人娘・加奈子を残して亡くなった。今の机の上には加奈子宛の手紙が残されており、「若い頃、人を殺したことがある」と書かれていた。若い女性が暴行され殺害された事件の犯人をたまたま見かけたが、別人が逮捕されたときに加奈子を人質に取られ、嘘の証言を強いられたらしい。犯人にされた若者は、裁判所の窓を破って飛び降り、死亡したのだという。