├ 知念実希人

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【読書】知念実希人『優しい死神の飼い方』

人間の死後の魂をあの世へ送る手助けをしている死神のレオは、未練を持って死に、地縛霊となって地上に残る魂が多いことを理由に左遷され、犬の体を借りてホスピスで人間の未練を解消する役割を与えられた。戦時中の悲恋や、洋館で起きた殺人事件など、ホスピスで過ごす人間たちの未練を消すため、レオが奮闘する。
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【読書】知念実希人『硝子の塔の殺人』

科学者にして大富豪、そしてミステリフリークの神津島太郎が、ミステリの歴史が根底から覆される発表を行うために、6人の客を〈硝子の塔〉に招待した。医師の一条遊馬は、その発表前に神津島の部屋を訪ね、フグ毒を飲ませて殺害する。予定外の出来事はあったものの、遊馬は神津島の部屋を密室にして、他の客人に紛れ込むことに成功する。しかし、翌朝、執事の老田真三がダイニングで殺害されているのが発見される。遊馬は、老田殺しの犯人に神津島殺しの罪も着せてしまおうと、名探偵の巴円香の助手を買って出る。
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【読書】知念実希人『時限病棟』

意識を失っていた倉田梓が目覚ますと、窓に鉄板が溶接された廃病院のベッドに寝かされていた。周囲には、同じ状況に置かれた男女が4人。1階には、大量のガソリンと、発火装置が。さらに、約6時間後の午後10時までのカウントをおこなう時計が。ピエロ〈クラウン〉の指示に従って謎を解いていくと、背景に映画監督と外科医の死があることがわかっていく。
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【読書】知念実希人『レゾンデートル』

時効や精神喪失、少年法などにより、刑罰を与えられなかったり、軽い刑罰しか与えられなかった犯人の首をナイフで切り裂き、現場に「R」と書かれたトランプのジャックを残す殺人鬼、〈ジャック〉が犯行を重ねていた。一方、医師の岬雄貴は、友人の医師に胃カメラの検査を依頼したところ、ステージ4の癌がみつかる。その日から酒浸りになった雄貴は、コンビニに酒を買い出しに行った際に2人組の不良から暴行を受ける。
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【読書】知念実希人『仮面病棟』

外科医の速水秀悟は、当直のアルバイトのため、田所病院を訪れた。田所病院は療養型病院で、通常病院が嫌う身寄りのない患者も積極的に受け入れていた。午後9時を回った頃、速水は看護師からの電話で起こされて1階へ行くと、ラバー製のピエロのマスクで顔を隠した男が待っていた。男はコンビニを襲い、逃走途中に女性に向けて拳銃を発砲していた。